ハワイ在住の人気ブロガーの
お気に入りは?
“ソウルフード”ロコモコ最新事情
※販売を終了しております。
現地の人はどんなふうにロコモコ楽しんでいるのでしょうか。ハワイ州観光局の協力を得て、ハワイ在住の人気ブロガー、ショーン・モリスさんがハワイの最新ロコモコ事情をレポート!
ロコモコは、ハワイの人にとってのソウルフード。ハワイの文化と人種構成を象徴している料理です。アメリカ的であり、同時にアジア的でもある。クセになる味なので、ハワイでは多くの人が週に1回程度楽しんでいます。ちなみに私は、ビーフのうま味が詰まったロコモコが大好きです。多くの場合、現地のビーフは青草特有の香りがします。人によってはビーフにくせがあると感じるかもしれませんが、そこがいいんです。
グレービーソースに欠かせないのは、ビーフの豊かな風味。グレービーが薄いと物足りなく感じます。私は、こってりしたグレービーソースが好み。オススメは、そこにマカロニサラダを1スクープ加えることです。クリーミーなマヨネーズの味わいで、よりおいしさが増します。ほかに醤油やタバスコソースを加えることもあります。これで、味が劇的に変わり、アジアンテイストになります。醤油を加えるとよりコクのある味に、タバスコを加えるとスパイシーでさっぱりとした味になります。
父がロコモコが好きだったので、私も子供の頃からロコモコを食べて育ちました。よく行ったのは、地元の「Zippy’s」や「Rainbow DRIVE-IN」、「Liliha Bakery」などです。父がこの世を去った今、一緒に食べられないことを寂しく感じます。
最近では、さまざまなレストランがオリジナルのロコモコを追求し、個性的なものが生まれています。昔ながらのカジュアルなロコモコもいいですが、新しい、贅沢な素材を使ったロコモコもなかなかのものです。それでは、私の最近のお気に入りのロコモコを紹介しましょう。日本の皆さんもぜひロコモコを食べて、楽しい思い出を作ってください。
父とよく行った「Rainbow DRIVE-IN」のロコモコ。ハワイを代表する名店だ。ボリュームたっぷり、トラディショナルな一品。Photo: Catherine Toth Fox
牛肉、ガーリックライス、キノコグレービーソース、目玉焼き、キムチの天ぷらなどがのったロコモコ。鉄のフライパンでサービスされ、温かいまま食べる。
フォアグラ、煮込んだショートリブにガーリックライスを組み合わせたラグジュアリーなロコモコ。フレンチ風ソースを使い、盛り付けも斬新な印象。
ショーン M.モリス:アジアのマーケティングとPRのスペシャリストであり、ハワイの食通として、TVやラジオ、旅行誌など多数のメディアで活躍中。