マクドナルドの常識を打ち破ろう。そんな想いから生み出されたのが、日本マクドナルドの歴史上異例中の異例のバーガー「クォーターパウンダージュエリー」です。
2013年当時の日本マクドナルドの一番のミッションは、1/4パウンドビーフパティを使用したバーガーを通じて100%ビーフのジューシーなおいしさを知っていただき、販売を盛り上げることでした。そこで、「マクドナルドがこんな商品を作れるんだ!?」と驚いていただくため、2013年7月6日・13日・20日に1種類ずつ合計3種類の新バーガーを１日限定かつ数量限定、しかも1,000円という高価格で販売することになったのです。実はこのプロモーションの開発は、「今すぐにでもお客様に驚きをご提供したい」という想いから、スケジュールも異例の短期間。通常は１年から1年半ほどかけて行うものを、３ヵ月程度で考えなくてはなりませんでした。

これまでのマクドナルドとは違う、新しい“FUN”BURGERを

しかし開発担当者の中には、不安とともに大きなワクワク感がありました。１日限定かつ数量限定で、高価格帯。こんな条件だからこそできることは何か。1/4パウンドビーフパティそのもののおいしさに加え、楽しい驚きを詰め込んだ商品の構想を練りました。そして行き着いたのが、厳選された究極の食材を使うバーガーでした。贅沢な気分になれる商品をご提供することで、これまでのマクドナルドとは違うFUNを感じていただきたいと考えたのです。

できあがったのは、宝石のようにきらびやかなバーガー

そうして３種類の商品が完成。まず１つ目が、ドイツ国家認定の食肉加工マイスターが監修したスモーキーな厚切りベーコン２枚とゴールドに輝くパイナップルを使用した「クォーターパウンダー ゴールドリング」です。ビーフパティの旨味とベーコンの香ばしさ、豊かな甘味が特長のパイナップルの果汁が口の中で混ざることで、絶妙な味わいが広がるバーガーです。
２つ目は、“黒いダイヤ”の異名を持つ黒トリュフの濃厚なソースが味わい深い「クォーターパウンダー ブラックダイヤモンド」。グリルしたオニオンとフルーティーで香り豊かなエメンタールチーズがビーフの旨みを引き立てていて、それらをヨーロッパでは高級なパンとして知られているブリオッシュでサンド。そこにトリュフソースの深く華やかな香りと味わいが混ざり、リッチなひとときを演出しました。
そして最後が「クォーターパウンダー ルビースパーク」です。噛みごたえのある食感のソフトフランス風バンズに挟むメインの食材は、ドイツ国家認定の食肉加工マイスターが監修した特製チョリソ5枚とディップのように濃厚なアボカドフィリング、そして1/4パウンドのビーフパティ。スパイシーでパンチの効いたチョリソと濃厚でコクのあるクリーミーなアボカドが、ビーフパティの新たなおいしさを感じさせるものでした。

新しいバーガーと新しい体験を、これからも

これらのバーガーのシリーズ名は、“手の届くちょっとした贅沢”というコンセプトから宝石をイメージし、「クォーターパウンダージュエリー」と名付けられました。その世界観を体現するため、新商品発表のお披露目には、各バーガーとともにトリュフなどの使用食材を、まるで宝石のようにケースに収納して展示。そしてその横には、演出としてボディーガード役の屈強な男性がぴったりと立っている…という徹底ぶりでした。店舗での販売時にも、お客様がまるで宝石をご購入されたかのように、重厚な特製ボックスに入れ、さらにそれを高級感ただよう紙バッグに入れて商品をお渡ししました。このリッチなおいしさと非日常な体験が話題となり、多くのお客様にマクドナルドへご来店いただけました。
特に、第1弾「クォーターパウンダー ゴールドリング」においては、予想を大きく上回るスピードで売れ、発売当日の午後2時時点ですでに販売予定数量の96％を達成したほどでした。1日限定販売の驚き満載な商品「クォーターパウンダージュエリー」は、未体験のおいしさと楽しさを皆さまにお届けすることができました。
※2013年初登場。