“冬においしいグラコロ”は
アツアツの情熱から生まれた!?
冬のマクドナルドの定番商品といえば「グラコロ」。えび入りのクリーミーなグラタンコロッケにキャベツ、そして特製コロッケソースとたまごソースを合わせ、蒸したバンズで挟んだ一品です。今や冬の風物詩ともいえる商品で「冬になると食べたくなる」と多くのお客様からご好評いただいているのですが、実は「グラコロ」は冬の商品として生まれたわけではありません。初めて登場したのは1993年4月20日。そう、春なんです。もともとの開発コンセプトは“まちの洋食屋さんのグラタンコロッケ”の再現でした。開発担当者がある洋食屋で出会った“衝撃的においしいグラタンコロッケ”。それはサクサクの衣、クリーミーなホワイトソース、そして、ふんだんに入ったえびとマカロニ。今まで食べたどのグラタンコロッケよりも絶品で、おいしい幸福感に包まれたそうです。「あのおいしさを自分たちで実現したい」。そう考えて試作に取り掛かったものの、マクドナルドのキッチンで実際に作るとなると非常に難しく、テスト販売のときにはグラタンコロッケを揚げると破裂するなど様々なトラブルが発生しました。しかし「なんとか再現したい」という気持ちが膨らんでいき、何度も試作を繰り返してやっと納得のいく「グラタンコロッケバーガー※」ができあがったのです。
当初は4月に販売されましたが、2年後の再販時からは冬限定に。すると「寒い時期にアツアツのグラタンコロッケを食べられるのはしあわせ」「1年頑張った自分へのごほうびみたい」と季節とバーガーとの相性を絶賛する声をいただくようになりました。2016年からはたまごソースに卵黄が増量され、バンズにバターの香りが加わるなどさらに濃厚・リッチな味わいに生まれ変わっています。またここ数年は旨みとコクを引き出したデミグラスソースで風味豊かに仕上げた「コク旨ビーフシチューグラコロ」なども登場。ガッツリ食べごたえのある味わいも楽しめるようになりました。「心を奪われたあのグラタンコロッケを」という開発担当者の熱い想いから生まれた「グラコロ」。毎年冬の寒さが本格化する頃、アツアツの幸福感で皆さんのお腹と心を満たします。
※2007年から「グラコロ」に名称変更。
※1993年初登場。