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- ドライブスルー(1977年10月開始)
乗ったまま買えるハッピー
自動車に乗ったまま、ハンバーガーを買う。
今や日本全国で当たり前となっているドライブスルーですが、マイカーブームが到来していた1977年頃にはまだ珍しいサービスでした。しかし日本マクドナルドはこれからの車の普及台数が年々増加していくと見越し、この年に日本初の本格的なドライブスルー店舗「環八高井戸店(東京都)」の出店を決定。店舗の特徴として、ドライブスルー専用のレーンを設けている、ドライブスルー専用のクルーがドリンクを準備するコーナーがある、クルーとドライバーが会話できるテレビモニターがある…など画期的なものでした。
実はオープン当日、「本当にお客様が来てくれるのか」と不安なまま店を開けました。ですがそのときクルーたちが目にしたのは、たくさんの車が店舗へと押し寄せる光景でした。新しい店舗、珍しいサービスがいきなり地域の話題となっていたのです。のちに「休日にパジャマのままでドライブスルーでお買い物」というCMも放送され、さらに多くのお客様が車に乗ったままハンバーガーを購入していく姿が見られるように。マクドナルドのドライブスルーは
“超クイックサービス”として、日本の外食に新たなスタイルをつくり出しました。そして現在、注文口を2つ設置し、車2台分の注文を同時に取ることができる仕組みを開発するなど、より便利に、よりスピーディーにお客様をご案内できるよう進化を続けています。