「エブリデイ、ロープライス。それがマクドナルドのバリューです」。CMでこんな驚きのメッセージが放送されたのはバブル崩壊から間もない1994年でした。出口の見えない不景気の中で消費者の低価格志向が強まっていたこの頃、日本マクドナルドは、先に経済不況にみまわれていたアメリカなどの海外数ヵ国で良い売上実績をあげていた「バリューセット」を日本にも導入することに決めたのです。それによりハンバーガー、マックフライポテト、ドリンクのセットで400円・500円・600円という3つの価格帯の「バリューセット」が誕生。手頃な価格により、喫茶ではなく食事目的で利用するお客様やファミリー層が大きく増加し、その後、ほかの飲食チェーン店も追随する動きも見られるなど業界にも影響を与えました。
そんな革新的な「バリューセット」がすっかり当たり前になっていた2015年、お客様にもっとバラエティ豊かなメニューを楽しんでいただきたいという想いから、大幅にセット内容をリニューアルしました。今度はサイドメニューやドリンクの選択肢を拡大し、1,000通り以上の組み合わせが可能に。また、価格は「単品価格プラス300円」に統一。より選ぶ楽しみが増え、より分かりやすい価格設定となりました。いつでも手頃な価格で食べられるといううれしさに、さらに新しい楽しみを。マクドナルドの提供するバリューは、時代に合わせて変化し続けています。