大石 千枝

自身のキャリアに
向き合った結果オーナーに。
私の本番はこれからです。

日本マクドナルド株式会社 フランチャイジー
株式会社グラン・ジュテ 代表取締役

大石 千枝

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Profile

愛媛県出身。子育てをしながら地元でクルーを12年間務めたのち、2006年6月、日本マクドナルドへ入社。西日本エリアの店舗で店長、オペレーションコンサルタントなどを経験する。2013年12月、オーナーオペレーターとなり、現在は愛媛県内で7店鋪を展開している。

※OC(オペレーションコンサルタント):
RGM(レストランゼネラルマネージャー:店長)の上長。直営店舗約10店舗を担当し、担当店舗の売り上げと利益が最大化されるよう、RGMに対し店舗経営のコンサルティングを提供する

Q なぜマクドナルドのフランチャイズオーナーに挑戦したのですか?

マクドナルドでのビジネスを
地域に寄り添いながら、
長く続けていきたいと思ったからです。

マクドナルドでのビジネスを
地域に寄り添いながら、
長く続けていきたいと思ったからです。

マクドナルドとの出会いは、子育てが落ち着いてきたとき。地元の愛媛県に56号大洲店が開店し、クルー(※1)の一員として採用されました。働いてみて最も魅力的だったのは、誰もが成長できる環境です。性別や年齢に関わらず、一生懸命働いている同僚たちが着実にキャリアアップしていく姿を見て大きな刺激を受けました。40代で日本マクドナルド株式会社の入社試験に挑戦する気になったのも、こうした社風のおかげかもしれません。店長になってからもマクドナルドへの思いは冷めることはなく「いくつになっても、お客様のそばで働きたい」「定年後も働き続けるには、どうすればいいのか?」と考えるようになりました。エリアマネージャーになってからは地域に貢献する店舗づくりにも興味を抱くようになります。そこで思い切ってマクドナルドのフランチャイズオーナーになることを決意。夫も協力してくれることになり、開業することができました。

※1:クルー
マクドナルドの店舗で働くアルバイトスタッフの総称。

Q 経営が大変なとき、どのように乗り越えましたか?

豪雨被害に遭ったものの、手厚いサポートを受けられました。

忘れられない体験のひとつが、2018年の西日本豪雨です。このとき56号大洲店が完全に水没し、休業を余儀なくされました。そこへすぐに駆けつけてくださったのが、日本マクドナルドの方々です。地元に愛されてきた店舗でしたので、同じ場所で再建したいと相談すると、店舗を2メートル底上げするという解決策を用意してくださいました。休業中は、従業員の働き口にも頭を悩ませましたが、近隣の店舗やマクドナルドのサプライヤーであるビーフ工場などに協力をお願いして、働く場の提供をしていただきました。「Three-Legged Stool(3本脚のいす)」(※2)という考え方が根付くマクドナルドならではの手厚いサポートに感動したものです。こうして半年後の2019年3月、新店舗を開店するに至ります。お客様の中には花束を持ってきてくださる方や、「よくぞ、ここに建て直してくれた」と涙ながらに話してくださる方もいました。本当に嬉しかったですね。感謝の気持ちでいっぱいでした。たくさんの方に支えられて私たちのビジネスは成り立っている。改めてそう実感した出来事です。

※2:「Three-Legged Stool(3本脚のいす)」
フランチャイジー、サプライヤー、マクドナルド、3者を連携させながらビジネスを高めていくという考え方。

Q オーナーオペレーターを目指す人に、一言お願いします。

「やってみたい」という気持ちさえあれば、
性別やライフステージに関わらず、
チャレンジしてみてください。

「やってみたい」という気持ちさえあれば、
性別やライフステージに関わらず、
チャレンジしてみてください。

20代まで専業主婦だった私も、子育てを一段落させたのちにクルーを経験し、社員となり、今日では7店舗を運営するオーナーオペレーターになることができました。「やってみたい」という気持ちさえあれば、チャレンジしてみてください。目の前のチャンスをつかむもつかまないも自分次第です。よく40代の主婦の方に「私も同じ年齢の頃からマクドナルドで働き始めたから、あなたも今から始めればオーナーオペレーターになれるよ」と言っています。そのくらいの気持ちで、まずは飛び込んでほしい。私が経営する店舗には60、70代のクルーが数多く在籍しています。クルーからキャリアを積んで店長になった女性も3名います。実績を残せば平等に評価されるシステムが整っているため、年齢や性別に関わらず様々な人材が活躍できるのです。私自身もまだまだ挑戦し続けますが、みなさんにも楽しみながら前進し続けてほしいですね。

Q 今後どんなお店づくりをしていきたいですか?

地域に貢献し、従業員が成長できる会社にしていきたい。

開業以来「地域のお客様に愛される店舗をつくる」という思いを持ち続けてきました。お仕事体験プログラム「マックアドベンチャー」といった子供向けのイベントを開催したり、地元の高校生を対象に、働く意義を伝えるオンライン授業を行ってきたのもそのためです。私が大きな幸せを感じるのは、ファミリーのお客様や子供たちが笑顔を見せてくれるとき。お客様同士が楽しくにぎやかにされていたり、お店でお客様が話しかけてくださったりすることには大きな喜びを感じます。
一方、店舗ではすべての従業員がキャリアアップできるのはもちろん、長く働ける環境を整備していきます。2年前からは、家庭の都合で転勤ができない方や子育て中の方も社員を目指せるような制度も導入しました。今後は店舗数を増やして誰もが店長を目指せるような、夢のある会社にしたいと思っています。マクドナルドのブランドを輝かせるには、まず自分たちがキラキラと輝いていなければなりません。だからこそ、誰もが常に輝いていられるような会社でありたい。私は心からそう願っています。

大石 千枝さんのオーナー人生グラフ

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大石 千枝さんのインタビュー動画

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