日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼 CEO:サラ・エル・カサノバ)は、遊ばなくなったハッピーセットのおもちゃを全国の店舗にて回収してリサイクルする「ハッピーりぼーん」プロジェクト(※プロジェクトの詳細は、同日配信のプレスリリースをご参照ください)を2018年2月23日(金)より開始するにあたり、3~9歳の子供を持つ全国の母親1,038 人を対象に、「子供のおもちゃお片づけに関する母親意識調査」を実施しました。「ハッピーりぼーん」プロジェクトは、大変多くのファミリーのお客様に利用いただいているマクドナルドが、持続的な社会の実現に貢献できる活動として実施するもので、その一環として、ご家庭のおもちゃに関する実態と母親の想いを調査いたしました。
▼母親のキモチはフクザツ・・・
主な調査結果は以下の通りです。
<調査で分かった10の母親の声!>
【子供におもちゃを手放させるときの現実】
- 1
- 子供が持っているおもちゃの数が多いと思っている母親は約7割!
子供のおもちゃのお片付けの状態に満足していない母親は8割超!!
- 2
- 子供に納得してもらったうえでおもちゃを手放させたいと思う母親、9割超!!
- 3
- 納得してもらうための説得の現状は?!
7割以上が「おもちゃを手放させるための説得がうまくいっている」
6割以上が「子供は自分の意志でおもちゃを手放せる」
- 4
- 子供の気持ちを大切にしたいはずなのに、説得の内容は意外と現実的
おもちゃを手放させるための説得方法、1位は「おもちゃを片付ける場所がないことを説明する」
【母親は悩み、葛藤を抱えています】
- 5
- 母親としての“教え”と“優しさ”が混在?!おもちゃを手放させる時の母親たちの悩みは、
1位「モノを手放すこととモノを大切にすることを同時に教えるのが難しい」 47.7%
2位「おもちゃを手放したくない子供の気持ちもわかってしまう」 35.0%
- 6
- 説得はうまくいっているのに?自分の意志で子供はおもちゃを手放せると思っているのに?
子供に気づかれないようにおもちゃを捨てたことがある母親は84.4%!
さらに、4人に1人が10回以上子供に隠れておもちゃを捨てているという現実!!
【リサイクルの理想と現実が浮き彫りに】
- 7
- リサイクルは理想的な対処法
遊ばなくなったおもちゃの対処、理想は約65%が「リユース/リサイクルする」
- 8
- しかし、現実には大きなギャップが!
遊ばなくなったおもちゃの対処、現実は 「捨てる」「保管する」が76.3%も!
- 9
- 理想と現実の矛盾を解消するのは、“手軽” “簡単” “身近”!?
理想と現実のギャップの原因1位は、リサイクル/リユースは「手間がかかって面倒だから」
「どのようにしたら良いか分からない」「身近にリサイクル/リユースできるところがない」は約3割も!
- 10
- おもちゃを身近なリサイクルで役立てたい!
9割以上の母親が、何かに役立たせてくれる機会が身近にあればおもちゃをリサイクルしたいと思っている!
【調査概要】
- ●調査期間:2018年1月5日(金)~1月7日(日)
- ●調査対象:3~9歳の子供を持つ全国の母親 1,038名
- ●調査方法:インターネット調査(株式会社マクロミル)
※調査結果の数値は、小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位まで表章/SA:単一回答、MA:複数回答/OA:自由回答
子供が持っているおもちゃの数が多いと思うかを聞いたところ、約7割の母親が多いと思う(「とても思う」27.5%、「思う」40.8%)と回答。さらに、子供のお片付けの状態に満足しているかを聞くと、満足していない(「あまり満足していない」51.6%、「満足していない」29.0%)が8割超という結果となった。多くの母親が子供のおもちゃの数や、お片付けの状態に不満を感じていることが分かる。
おもちゃを手放す時、子供に納得してもらったうえで手放したいと思うかを聞いたところ、9割超の母親が納得してもらったうえでおもちゃを手放したいと思う(「とても思う」46.3%、「思う」44.5%)と回答。おもちゃを手放す時は、子供のキモチも大切にしながら上手におもちゃとお別れさせたいと思う母親の気持ちが表れている。
実際、子供におもちゃを手放させるための説得はうまくいっているかを聞いてみると、うまくいっていると思う(「うまくいっている」15.4%、「まあうまくいっている」59.2%)が7割超となり、うまくいっていないと思う(「あまりうまくいっていない」22.4%、「うまくいっていない」3.0%)を大きく上回った。また、子供は自分の意志で遊ばなくなったおもちゃを手放せるかを母親に聞いたところ、手放せると回答した人が66.0%(「手放せる」23.5%、「まあ手放せる」42.5%)という結果となった。子供におもちゃを手放してもらうための説得がうまくいっているからこそ、子供は自分の意志でおもちゃを手放せると母親たちは考えていることが分かる。
では、実際どのように子供を説得しているのだろうか。1位の回答は「おもちゃを片づける場所がないことを説明する」(44.9%)、次いで「おもちゃと遊んでくれる友人/知人に譲ると説明する」(31.9%)、「遊ばなくなったおもちゃがかわいそうだと説明する」(24.0%)という結果となった。2位と3位は子供のキモチに訴えかける説得方法だったが、1位は「場所がないから」という現実的な理由を使った説得方法だった。説得はうまくいっていると前問で回答しているが、説明が現実的な理由だとすれば、本当に子供は納得しているのだろうか。少なくとも子供の気持ちも大切にしたいと思いつつも、現実的な問題を切り出してしまう母親の行動は、思いとの矛盾が垣間見られる。
そこで、子供におもちゃを手放させる時の悩みについて聞いたところ、最も多かったのは「モノを手放すこととモノを大切にすることを同時に教えるのが難しい」(47.7%)、次いで「おもちゃを手放したくない子供の気持ちもわかってしまう」(35.0%)となり、この2つの回答に票が集中した。この結果から、子供にモノを手放すこともモノの大切さも、しっかりと教えたいという母親としての思いと、おもちゃを手放したくない子供の気持ちもわかってしまう優しさが混在していると考えられる。母親自身が自分の説得にどこか納得できないという思いがあるのかもしれない。
さらに「あなたは、あなたの子供に気づかれないようにおもちゃを捨てたことはありますか」と聞いたところ約85%もの母親が子供に気付かれないようにおもちゃを捨てた経験があると回答。中でも約4人に1人(26.2%)は10回以上子供に気づかれないようにおもちゃを捨てていることが分かった。どのように捨てたかを聞いたところ、「子供が幼稚園や学校に行っている間」「寝ている間」など、見つからない隙を狙って捨てている様子が見受けられる回答が多く、中には「遊んでいないおもちゃを暫く押し入れなど目の届かない場所に隠して、忘れた頃にそっと捨てる」など、念には念を入れてそっと捨てる母親の苦心や思いやりが伺える回答も見られた。「おもちゃを自ら手放せる」、「説得がうまくいっている」と思っていたにも関わらず、隠れて捨ててしまっている現実。母親の理解と行動に矛盾が見られる結果となった。
子供が遊ばなくなったおもちゃを普段どうしているかを聞いたところ、おもちゃを「捨てる」(40.1%)「保管する」(36.2%)の回答が合わせて約8割を占め、「リユース/リサイクル」は僅か2割強(23.7%)に留まった。しかし、理想を聞いてみると「リユース/リサイクルする」の回答が約6.5割(64.8%)を占める結果となった。遊ばなくなったおもちゃの対処方法は、「リユース/リサイクル」が理想としつつも、結局「捨てる」「保管する」に終わってしまう現実が明らかになった。
理想であるはずの「リユース/リサイクル」が普段できていない理由を聞いたところ、「手間がかかって面倒だから」(45.8%)が最も多かった。さらに、3割近くの人が「どのようにリサイクル/リユースしたら良いか分からないから」(29.9%)、「身近にリサイクル/リユースできるところがないから」(29.5%)と回答。リサイクル/リユースが単なる理想から脱却するためには、リサイクル/リユースに“手軽” “簡単” “身近”が必要なのかもしれない。
身近におもちゃをリサイクルして何かに役立ててくれる機会があれば、おもちゃをリサイクルしたいかを聞いたところ、9割超がリサイクルしたいと思う(「とても思う」48.3%、「思う」44.5%)と回答。その理由として、「捨てるのもなんか嫌。リサイクルでまた、新たに使用してくれたり、おもちゃが生まれ変わったら嬉しい!」「子供も納得してくれる!」「前向きな理由で子供を説得出来る!」「おもちゃのリサイクルが何かの役に立つって画期的!」などの、声が寄せられた。この結果から、リサイクルへのハードルを解消する施策さえあれば、母親たちが実際にリサイクルに行動を移す可能性が大いにある事が分かった。
日本マクドナルド株式会社は、遊ばなくなったハッピーセットのおもちゃを全国の店舗にて回収しリサイクルする、日本マクドナルドと環境省の共同プログラム、「ハッピーりぼーん」プロジェクト実施します。
多くのファミリーのお客様に利用いただいているマクドナルドが、持続可能な社会の実現に貢献できる活動として開始するもので、2018年2月23日(金)から5月6日(日)まで、全国のマクドナルド店頭におもちゃ回収用ボックスを設置し、ハッピーセットのおもちゃを受領します。おもちゃを持って来てくれた子供たちには、マクドナルドからの感謝のしるしとして、緑色の「ハッピーりぼん」をお渡しします。期間中に100万個のおもちゃの回収を目指し、ご提供いただいたおもちゃは、リサイクルされ、店舗で使用するトレイとして生まれ変わります。また、環境省のサポートを得ながら、お客様の感想収集や行動変容の実態調査、子供たちのエコ教育に繋がるような企画等、様々な活動の検討をしております。進級・進学で新生活が始まるお片付けシーズンのこの時期を、子供たちが一歩成長する機会と捉え、遊ばなくなったおもちゃと上手にお別れしてリサイクルに参加することで、ものを大切にする心や環境への意識を醸成する機会となることを目指しています。