2019.03.19

延べ18.5万人を超える小中学生が受講した
食育デジタル教材「食育の時間」が制作から14年目にして初の大改訂
「食育の時間+」にリニューアル
現代の子供たちに必要な、“食を選択する力”を育む
新コンテンツ「食物アレルギー」と「食品ロス」を追加

 日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:サラ・エル・カサノバ)は、3月19日(火)、2005年7月に制作した小学校の食育授業を支援する教材「食育の時間」「食育の時間+(プラス)」としてリニューアルいたしました。現場の先生の声を聞きながら教材の利便性を高めるとともに、現代の子供たちに必要な、“食を選択する力”を育むことを目的として、新コンテンツ「みんなで知ろう!食物アレルギー」・「食品ロスを考えよう」を追加しました。これまで以上に子供たちが楽しみながら学べるようバージョンアップした教材は、「食育の時間+(プラス)」サイト(http://www.chantotaberu.jp/)にてご覧いただけます。

■「食育の時間」の延べ受講者数は18.5万人超
マクドナルドは、2005年7月に株式会社NHKエデュケーショナル、NPO法人企業教育研究会(理事長 藤川大祐 千葉大学教育学部教授)と協働し、未来を担う子供たちの健やかな成長のために基本となる“食”に関する正しい知識を身につけてほしいと願ってデジタル教材を制作しました。さらに、食育授業支援事務局を設置し、教材提供だけにとどまらず、授業用教具の貸出や教材コンテンツを収録したDVD付指導案の配布等、食育授業を実施する先生方のサポートも行っています。これまでに本教材を活用した授業の受講児童・生徒数※1は延べ18.5万人※2にのぼります。

■初の大改訂、現代の食課題・教育現場に適した新コンテンツ「食物アレルギー」・「食品ロス」
教育現場では、食育指導は推進されているものの「45分授業を食育に割けない」といった先生方の声に対応すべく、今回の改訂では短時間指導の利便性を高めるとともに、新しい時代の食育を目指したコンテンツを追加しています。

【新コンテンツ】
「みんなで知ろう!食物アレルギー」

食物アレルギーがある、ないに関わらず、症状が起こる仕組み、気をつけるべき点を知り、食物アレルギーがある友達へ自分たちができる配慮について考えます。さらに、そのために必要となる食品表示を読み取る力をつけることの大切さの理解に導きます。

【新コンテンツ】「みんなで知ろう!食物アレルギー」

「食品ロスを考えよう」
食品ロスに関する知識を身につけ、自分たちができることは何かを考え、自分たちで食品ロスを減らしていく必要があるとの理解に導きます。

 マクドナルドはこれからも、食を提供する企業として、子供たちが正しい食生活の重要性や食事を楽しむ事の大切さを知り、食を通じてより笑顔になるための支援を積極的に行ってまいります。

※1 : 本教材は小学校向けの教材ではありますが、中学校でもご利用いただいている実績がございます。
※2 : 2007.1月~2018.12月までの受講児童・生徒数の累計、食育授業支援事務局へご報告いただいた件数のみのカウント。

デジタル教材「食育の時間」概要

■「食育の時間+(プラス)」としてリニューアル

成長期の子供たちが知っておきたい“食にまつわる基本”を楽しみながら学べる教材として、約14年の長きにわたって学校現場での食育授業で活用いただいてきた教材を、この度、「食育の時間+(プラス)」としてリニューアルしました。子供たちが食の課題を自分事として捉え、楽しく授業が受けられるようアニメーションのストーリー性を強化しています。これまで同様、ウェブサイトにて公開しておりますので、いつでもどなたでもご覧いただけます。「食育の時間+」サイトURL http://www.chantotaberu.jp/

■短時間指導の利便性を高めた「食育の時間+(プラス)」
45分授業から短時間利用まで、授業準備の負担が少なく、学級担任から栄養教諭まで、どなたにも使いやすいように工夫しました。「テーマ別授業」と「短時間利用」と目的にあわせてタブ分けし、「テーマ別授業」では、パッケージ化されたコンテンツを指導案に沿って順番に再生していくだけで利用いただけます。一方、「短時間利用」は、テーマ別授業を構成している「学習アニメ」、「解説動画」、「学習アプリ」を、時間や目的に合わせて、単体でも組み合わせても使えるように利便性を高めました。食育授業だけでなく、家庭科、道徳や給食の時間といった様々な教科や単元においても、指導目的に適したコンテンツを選択して利用が可能です。

  • ① 物語アニメ「ボナとペティの事件簿」
    食に関する事件や問題に、探偵たちと一緒に推理しながら解決法を考える。
  • ② 学習アニメ
    食に関する知識を図解やクイズなどで分かりやすく説明。
  • ③ 解説動画
    日常生活でのアドバイスなど、専門家による解説。
  • ④ 学習アプリ
    子供たちがタブレット・パソコン等を使い、自ら操作しながら学びを深め、楽しく学習の定着を図る。「栄養バランスチェッカー」・「1DAYエネルギー計算機」・「サンドイッチづくりを調査せよ」といったコンテンツを用意。
【新コンテンツ】「みんなで知ろう!食物アレルギー」

■「食育の時間+(プラス)」新コンテンツ
「バランスのよい食生活」「正しい生活習慣」「食品衛生」といった既存コンテンツのさらなる内容充実を図るとともに、下記の新たなコンテンツを追加し、現代の子供たちに必要な「食を選択する力」を育みます。

【新コンテンツ①】みんなで知ろう!食物アレルギー

主な学習ポイント
・食物アレルギーの症状とアナフィラキシーの危険性
・食物アレルギーを引き起こす食べ物は?
・食物アレルギーはなぜ起こる?
・自分がアレルギーでなくても気をつけることは?
・飲食店、加工食品におけるアレルギー表示

【新コンテンツ②】食品ロスを考えよう

主な学習ポイント
・食品ロスとは?
・食品ロスを減らすために家庭でできること
・賞味期限と消費期限

<「食育の時間+(プラス)」全コンテンツ>
テーマ1 : 朝ごはんと生活リズム
テーマ2 : 五大栄養素と栄養バランス
テーマ3 : エネルギーと食事
テーマ4 : 食の安全と衛生
テーマ5 : みんなで知ろう!食物アレルギー New!
テーマ6 : 楽しい食事のひみつ
テーマ7 : 食品ロスを考えよう New!

【新コンテンツ】「みんなで知ろう!食物アレルギー」

■「食育の時間」これまでの取り組み及び授業実施回数

授業実施回数:6,574回  受講児童・生徒数※1:187,517人※2

※1 : 本教材は小学校向けの教材ではありますが、中学校でもご利用いただいている実績がございます。
※2 : 2007.1月~2018.12月までの受講児童・生徒数の累計、食育授業支援事務局へご報告いただいた件数のみのカウント。

2005年
デジタル教材「食育の時間」制作、ウェブサイトオープン
2007年
食育授業支援事務局設置、全国の教職員、栄養士研修会や勉強会での講演活動を開始
DVD付き指導案制作、授業実施サポート開始
2008年
「0時間目:朝ごはんってなぜ大切なの?~早ね早おき朝ごはん」コンテンツ追加
2015年
「放課後:スポーツを全力で楽しもう!-もっと強くなれるヒミツ-」コンテンツ追加

■「食育の時間」プロジェクト

食育基本法が制定された2005年から学校現場における食育をサポートするために、日本マクドナルドと“企業と学校をつなぐかけはし”となるべく活動している千葉大学藤川大祐教授率いるNPO法人企業教育研究会、NHKエデュケーショナルの3者が協働して取り組んでいます。

【藤川大祐教授よりメッセージ】 NPO法人企業教育研究会理事長、千葉大学教育学部教授
2005年から10年以上経過し、欠食、偏食、個食、孤食やエネルギーの過剰摂取もしくは過小摂取といったテーマだけでなく、睡眠時間も含めた生活リズムの改善や食物アレルギーに関する理解など新しい課題も出てきています。今回リニューアルした「食育の時間+(プラス)」を通じて、食に関する関心を高め、自らが食を選択し、生活習慣を整えていく力を身につけていくことが、私たちの願いです。

【監修:古谷成司先生よりメッセージ】 NPO法人企業教育研究会理事、富里市立富里中学校副校長
「食育の時間+(プラス)」は、子供たちが好むアニメーションで始まり、アニメーションで終わるつくりにしてあるため、時間一杯画面を食い入るように見たり、謎を解き明かすために熱心に話し合ったりする姿がうかがえます。是非、自らの食生活で自らの健康をつくりあげていけるような子供たちを育てていただければと思います。

■日本マクドナルドの食育支援

年間延べ14億人以上のお客様へ食を提供する企業の責務として、子供たちが楽しく食べる喜びを知り、食に関する正しい知識と習慣を身につけてもらうため、食育支援活動を行っています。「食育の時間」をはじめとするマクドナルドの食育支援活動が認められ、下記の表彰及び認定をいただいております。

・平成28年度優れた『早寝早起き朝ごはん』運動の推進にかかる文部科学大臣表彰
・一般社団法人 日本食育学会 食育推進企業・団体認定(認定期間2019年4月1日~1年間)

■食育授業支援事務局

「食育の時間+(プラス)」に関するお問い合わせや授業づくりのご相談をはじめ、DVD付き指導案冊子の配布や授業用貸出教具、授業実践のデモンストレーション等のお申し込みも無料で対応しています。

【問合せ先】
食育授業支援事務局 (NPO法人企業教育研究会内)
e-mail : shokuiku@ace-npo.org
TEL : 03-5829-6108 ※受付時間 10:00~18:00(土日祝日をのぞく)
FAX : 020-4663-5605
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