2021.11.22
日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:日色 保)は、病気と闘う子供とその家族の滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス(以下、ハウス)」支援のためのテレビCM「マックのおうち」篇を、11月22日(月)から放映開始します。
本テレビCM内で使われている『マックのおうち』という表現は、実際のハウス利用者の方が「ドナルド・マクドナルド・ハウス」のことを親しみを込めて呼んでいるという話を聞き、分かりやすく伝わりやすい響きから、その名称を通してハウスを覚えていただきたいという想いで使用しています。CM後半にはハウスご利用経験をお持ちのご家族に出演いただくなど、よりリアルな家族の絆が感じられる内容に仕上がっています。
さらに、優しく温かな気持ちになるナレーションに俳優の堺雅人さんを起用。楽曲は1956年にエルヴィス・プレスリーが発表した「Love Me Tender」をシンガー・ソングライターの安藤裕子さんがカバー。お二人の優しく温かな“声”の共演も見どころのひとつとなります。本テレビCMをきっかけに、ハウスを支援してくださるチャリティの輪が広がることを願っています。
日本マクドナルドでは、全国のマクドナルド店舗に募金箱を設置したり、ハッピーセットお買い上げ1つにつき50円をマクドナルド※2からドナルド・マクドナルド・ハウス財団へ寄付するチャリティ活動「マックハッピーデー」を実施するなど、ご家族が一緒に過ごし、笑顔になれる時間を増やすための支援を行っています。
11月21日(日)に実施した5回目となる「マックハッピーデー」にも多くのお客様がご参加くださり、ハッピーセット販売数は730,748個となりました。
マクドナルドが社会貢献において一番大事にしていること。それは、未来を担うすべての子供たちが笑顔になること。その一環として“病気と闘う子供たちの笑顔”を支援しています。マクドナルドではこれからも、より豊かなお食事の時間を過ごしていただける商品のご提供と共に、このような活動を通して社会に貢献する取り組みを進めてまいります。
※1 「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の利用者に「マックのおうち」と親しみを込めて呼んでいただいております。
※2 日本マクドナルド(株)またはマクドナルドフランチャイズ法人
ハウスご利用経験をお持ちのご家族は、初めてのCM撮影ということもあり、スタジオ入りした直後は緊張の表情も見られましたが、スタッフが盛り上げたり、お子様とおもちゃで遊んだりする中で徐々にリラックスし、実際の撮影の際にはとびきりのスマイルを見せてくださいました。
また、ナレーションで参加した堺雅人さんは、日本全国の子供を想うパパやママの気持ちを代弁するかのような優しく温かい声で、収録に挑んでくださいました。
■堺雅人さん
CMの最後に登場するご家族の皆さんが実際にドナルド・マクドナルド・ハウスを利用された方々だと知って感動しました。
訪れる方々にスマイルを届けるという点で、ハウスもマクドナルドの店舗も変わらない存在なのでは、と思いました。温かな気持ちにさせられるCMに参加させていただき非常に嬉しいです。素晴らしい取り組みなので、もっと多くの方に知ってほしいと思っています。
■安藤裕子さん
「ドナルド・マクドナルド・ハウスとはこれの事だったのか!!」今回お仕事を頂いて資料に目を通した時の第一声でした。娘が体調を崩して、大きい病院で暫し検査を続けた時、病院の敷地にあるハウスを見てずっと気になっていました。こんなに優しい存在が病院の横に建っていたんだなと、とても心強くなりました。子供の不安を取り除くのは親の温もりであるけれど、こうやって親御さんをサポートしてくれる施設がある。どうか不安に駆られる親御さんの元に、ドナルド・マクドナルド・ハウスの存在が伝わります様に。
堺雅人・さかいまさと
1973年生まれ、宮崎県出身。‘92年より早稲田劇研の劇団東京オレンジで活動開始。
その後、映画、テレビ、舞台などで活躍。主な出演作に映画『鍵泥棒のメソッド』、『DESTINY 鎌倉ものがたり』など。
ドラマ『リーガル・ハイ』(CX)、大河ドラマ『真田丸』(NHK)、『半沢直樹』(TBS)など。
著書に『文・堺雅人』など。
重い病気や難病に苦しむ子供たちが専門的な最善の医療を受けるためには、自宅から遠く離れた病院に入院するケースも多くあります。子供の入院には家族の付き添いが必須になるため、家族を地元に残して病院に通う生活を続けなければならない親御さんは、心身ともに疲弊してしまいます。家族の経済的、精神的負担を少しでも軽減し、入院している子供に笑顔で付き添えるように、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は病院のすぐそばに建てられており、1人1日1,000円という安価で利用できます。建設から運営まで、ハウスは100%寄付や募金、地域ボランティアの力に支えられており、「公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」が運営しています。
<家族の経済的負担>
治療費や地元に残した家族の生活費に加え、病院に通う交通費や生活費など、入院期間が長期になるほど負担が大きくなります。
<家族の精神的負担>
病院内の簡易ベッドや椅子で仮眠をとることで睡眠が十分に取れない日々が続きます。また、調理が難しい環境におかれるため、インスタント食品に頼るなど食生活にも影響が出ます。このような状況が続くことで、心の余裕も失われてしまうのが現実です。
子供が入院した際の経験から、アメリカンフットボール選手が病院の近くに家族が少しでも安らげる滞在施設を求める活動をはじめました。これに病院医師や近隣のマクドナルドフランチャイズのオーナーが協力し、1974年にフィラデルフィアでハウスは誕生しました。日本では、2001年に第1号ハウスが誕生、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが運営しています。日本マクドナルドは、1号ハウスの開設のみならず、財団の設立から深く関わり、継続してハウスをサポートしております。
入院生活を続ける子供たちにとって、家族と離れて治療を続けることは精神的な不安が大きく、その不安が治癒を遅らせるともいいます。ハウスは、そうした子供の不安と、付き添い家族の精神的・経済的負担を支えるため、病院のすぐそばにある「第二のわが家」として、全世界に381ヵ所、日本には11ヵ所開設されています。しかし、現在重い病気と闘っている子供たちは国内に約14万人いるといわれており、まだまだ不足しているのが現状です。
*ハウス数は2021年10月時点のものです。