「MSCジャパン・アワード 2024」フードサービス部門をトーマス・コウIntroductionOur PlanetJobs, Inclusion & EmpowermentFor KidsData3McDonald’s Sustainability Report 2024日本マクドナルド株式会社 代表取締役社長 兼 CEO Community ConnectionFood Quality & Sourcing2024年7月の着任以来、私は北海道から九州まで全国の日頃よりマクドナルドをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。また全国約3,000店舗で日々お客様により良い店舗体験を提供してくださっているクルー(アルバイト従業員)の皆さま、安全・安心な食材を供給いただいているサプライヤーの皆さまにも感謝申し上げます。店舗やサプライヤーを訪問し、お客様やステークホルダーの声を聴くことに、できるだけ多くの時間を費やしてきました。この過程で、いかにマクドナルドがお客様、地域社会の中で特別な存在であるかを再認識することができました。マクドナルドはなぜ社会に存在するのか。それは“おいしさと笑顔を地域の皆さまに”お届けするためです。ハンバーガーを売ること自体が私たちの目的ではありません。“おいしさとFeel-Goodなモーメントを、いつでもどこでもすべての人に”お届けすることを通して、お客様だけではなく、従業員、そして地域の方々に笑顔になっていただくことが私たちの存在意義です。フランチャイジーと共に地域に根差した持続的な成長を実現する、この“地域に根差した持続的な成長”の中にはもちろん、地球環境や地域社会に配慮した事業運営という意味が含まれます。2024年の日本のサステナビリティ活動の進□をご紹介し2050年のネット・ゼロ・エミッション達成に向けて、温室約520店舗で導入できており、店舗における太陽光パネ12月より関東・関西の計約210店舗において、コーポレートPPA(発電事業者との長期契約)による再生可能エネます。効果ガス排出量の削減においては、従来推進してきた店舗の省エネの取り組み、再エネの追加と継続的な調達をル設置やEV充電器の設置のテストを開始しました。また、ルギーの導入を開始しています。プラスチックの削減でも着実に歩みを進めています。私たちは2025年末までにすべてのお客様提供用パッケージ、ハッピーセットのおもちゃをサステナブルな素材へ移行するという目標を掲げています。2024年は152種類のおもちゃのうち60種類をサステナブル素材へと切り替えたほか、12月には全国でマックフルーリー®のスプーンと容器、ドリンク用プラスチックカップの一部とリッド(ふた)をサステナブル素材へ切り替えました。2018年より全国で実施しているハッピーセットのおもちゃリサイクル(店頭でのプラスチック製おもちゃの回収とリサイクル)も継続しています。持続可能な食材の調達においては、8月にMSC「海のエコラベル」付き水産物の普及に貢献したことが評価され、受賞しました。コミュニティ活動では、ドナルド・マクドナルド・ハウス支援の「青いマックの日」をはじめとするチャリティ活動も年々お客様に浸透し、支援の輪が広がり、継続的な募金活動に結びついています。皆さまの協力もあり、2024年は総額1億5,815万円をドナルド・マクドナルド・ハウス財団へ寄付することができました。全国で約21万人のクルーを雇用する私たちは、これからも地域社会においてよき雇用主であり続けたいと考えています。昨年は女性活躍推進の取り組みなどを評価いただき、初めて「なでしこ銘柄」に選定されました。現在日本マクドナルドの女性店長比率は34.2%、女性管理職比率は25.3%に達しています。また3月にはクルーのアピアランスポリシーを改訂、髪色を自由化することでより多様な人材が自分らしく働ける職場環境を強化しています。私は、マクドナルドの店舗やオフィスで働くすべてのスタッフ、地域に根差して店舗運営を担ってくださっているフランチャイジー、サプライヤーの皆さまとの連携を主軸に、お客様に最高の店舗体験と意義のある価値を、持続可能な方法で提供し続けることに尽力していきます。今後ともマクドナルドをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。CEOメッセージ「日本で最も愛されるレストランブランド」を目指して。
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