vol425
12/28

――スターゼンとビーフパティ製造の歴史を教えてください。――安全・安心を守るために、どんな取り組みを行っていますか?――ビーフパティ製造に込めた想いをあらためてお聞かせください。1枚のビーフパティに想いを乗せて「HACCP」も取り入れ、さまざまなリスクお取引がスタートした1971年当時、当社は創業から続く食肉卸業を中心としつつ、加工品にも注力し始めた転換期でした。だから、マクドナルドというすでに世界中で展開していたブランドのビーフパティ製造を担うことは〝大きな挑戦〟だったんです。製造手法の検討を重ねながら、最初は月間約100トンを出荷。需要の増加に伴い製造体制を拡充し、現在では約20倍となる月間約2000トンものビーフパティをお届けしています。製造・品質の管理にまつわる世界レベルの基準※や、グローバルの安全管理手法を徹底的に回避しています。例えば、完成したビーフパティは店舗と同じグリルで焼成し、特別なスキルを持つ従業員が「見た目」「食感」「風味」の3つの基準で官能検査します。これにより安全・安心はもちろん、全世界共通のおいしさを実現しているんです。また、ビーフパティ製造に携わる〝人財の育成〟にも注力しています。1枚のビーフパティができるまでには多くの人が関わって※ マクドナルドはグローバルで製造所における製造やいます。正しい手順はもちろん、一人ひとりが食の安全・安心を守る意識を持ち、数値で測れないような些細な違和感も見逃さない環境をつくることが、さらなるリスク低減につながっています。私たちはお客様に直接商品をお届けすることはできません。けれど、クルーの皆さんにビーフパティを、自信を持って届けることが、間接的にお客様に感動を届けることにつながっていると思います。これからも、携わるみんなの想いの詰まった安全・安心でおいしいビーフパティをお届けしていきます。品質の管理基準を定めており、さらに「国内での関連法規」なども取り入れ徹底的に汚染リスクを排除しています。※ 17時に日勤・夜勤入れ替えマクドナルドで1年間に販売されるハンバーガーは約13億個。その一つひとつを支え、共にお客様へ笑顔をお届けしている“仲間”を皆さんは知っていますか?今回はビーフパティ製造を担うスターゼンの千葉工場に伺い、込められた想いや取り組みを伺ってきました!清掃・機械整備・動作確認スターゼン様の工場に潜入!スターゼン様の工場に潜入!スターゼン株式会社マクドナルド事業本部千葉工場 製造室 製造管理チームリーダー馬場 公平さん26スターゼン株式会社マクドナルド事業本部千葉工場 製造室 室長西牧 勇一郎さんマクドナルドのビーフパティ製造専門工場「千葉工場」の1日製造  88  17食品を扱う企業だからこそ、清掃は非常に重要な業務の一つ。機械は毎日分解し隅々まで人の手で丁寧に洗浄するとともに、きちんときれいになっているかのチェックも徹底しています。12ビーフパティができるまで

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る