SMILE_424
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自分を変えるチャンス背中を押したもの店で働くことを決めた。「学生でも頑張れば責任のある仕事を任せてもらえる」。マクドナルドの魅力を紹介されるなかで、その言葉に彼女は期待を抱いた。自分を変えるチャンスかもしれない――人見知りで引っ込み思案な性格を変えたいという想いを胸に、板坂さんは働き始めた。からいつも笑顔で物腰も柔らかく、すぐに店舗に馴染んでいった。周りの仲間からもあたたかく迎えられたことで、自分を出せるようにもなっていった。支えあって、感謝しあって、褒めあって、みんなでお客様に愛されるお店を作り上げていく。いつも前向きで、楽しい緑園都市店は、板坂さんにとって自分らしくいられる場所へとなっていった。そして、店長や周りの仲間からも背中を押され、マネージャーに挑戦してタイトルアップ。すべてが順調に進んでいるように思えた。 ある週末のランチタイム、緑園都市店は大きな賑わいとともに慌ただしさに包まれていた。店舗運営がうまくいっていなかったからだ。その時間帯の責任者を任されていたのが板坂さんだった。経験不足も要因であったが、問題の本質は彼女の中にあった。周りの仲間に頼ることができなかったからだ。相手が嫌な思いをするんじゃないか。自分なんかが仕事を頼んでいいのか。長所である周りへの配慮親友から「一緒に働こう」と誘われて、板坂さんは緑園都市店舗の誰もが〝やさしい〟と言う板坂さんは、入店当初サーブ緑園都市店(神奈川県) マネージャー板坂 伊余さんいたさか いよ/看護大学生。緑園都市店のグランドオープンから働き始め、現在はマネージャーとして活躍中。いつも笑顔を絶やさず、親しみやすい人柄で周りの仲間からの信頼も厚い。左から、木田橋 ひなのさん、渡邊 七海さん、板坂さん、土屋 仁美さん  Serve14

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