私には忘れられない思い出があります。マクドナルドで働いていた兄が幼い私のために、店舗でバースデーパーティーを開いてくれたんです。友達もたくさん来てくれて、みんな大はしゃぎで遊びました。そんな様子を見て、一番うれしそうな顔をしていたのは兄です。兄が喜んでいるのがうれしくて、私も自然と笑顔になりました。あの頃の気持ちを胸に、私は今GEL(おもてなしリーダー)として働いています。自分なりに一人ひとりのニーズを汲み取り、心に寄り添う接客を提供する中で目にするお客様の喜ぶ姿が、日々のやりがいにつながっています。実は私は難聴のため、補聴器がないと音が聞こえません。また、右目は視力が極端に低いため、あまりよく見えません。けれど、GELとして誇りを持って働いています。新たなチャレンジとして、手話を使った接客を後輩にも伝えるとともに、プライベートでは介護の資格も取りました。私が頑張ることで、同じようにハンディキャップを持つ人たちが活躍できる場をもっと広げていけたらいいなと思っています。そして、お客様を笑顔にできる喜びを共有しながら、誰かの記憶に残るおもてなしを、クルーのみんなと一緒に考え提供していきたいです。17誰かの記憶に
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