小さい頃からずっと笑顔聴き上手で、話し上手にスマイルで働く理由マクドナルドのスマイルには、想いと理由が詰まっている「咲良ちゃんは、いつも笑ってるね」。大日方さんは、笑顔の絶えない子供だった。周りの人たちからも、その人懐っこさで小さい頃から慕われ続けてきた。だからこそ、常に人と関わる仕事がしたいと思い、接客業を中心にいくつかの会社で職場実習を経験。その中でも、一番好きだと思ったのがマクドナルドだった。店長や周りのマネージャー、クルーの優しさと、家族のようなアットホームな職場の雰囲気に大日方さんは惹かれていった。働き始めた頃は、接客の際になかなか声を出すことができなかった。そんな時にマネージャーは「声を出そうね」ではなく、「すごく良い声だね!」と大日方さんの声を褒めてくれた。それ以降も「こうやると、もっとうまくできるようになるよ」というポジティブなフィードバックをたくさんもらい、次第に自信を持って接客ができるように。いろいろなポジションにも挑戦し、仕事の幅もどんどん広がっていった。幼少期から人懐っこい大日方さんだが、決しておしゃべりな人ではない。自分から話すというよりは、相手の話を聴く方が得意で、クルールームでも、店内でもいつも笑顔で人の話に耳を傾けている。トレーナーになり、仕事を教える立場になっても、そのスタイルは変わらない。まずは相手の意見や考えを聴いて、その後にクルー一人ひとりに合わせて丁寧なフィードバックを実施。「柔らかい感じの優しいトレーニングをしてくれています」と店長も彼女のトレーニングに太鼓判を押す。また、店舗で働く前には必ず一緒に働くクルーたちのトレーニングの進捗を確認して、マネージャーに相談しながら、一つでも多くの仕事を覚えてもらえるように心がけている。トレーナーとして役割を果たしていく中で、大日方さん自身にも新たな一面が見られるようになってきた。「何か分からないことがあったら、気軽に私に聴けるように、自分からもみんなにコミュニケーションを取るようになりました」。自身の強みを生かしながら、自分自身の殻を破ることで、大日方さんはさらなる成長を続けている。目の前の人が笑顔になれるように。そんな想いで大日方さんは、子供の頃から自身の笑顔を大切にしてきた。そして、マクドナルドで働くようになってから、自身のスマイルに、たくさんの理由が加わっていった。「仕事を楽しんでもらえるように」「心地の良いひとときを過ごしてもらえるように」「マクドナルドをもっと好きになってもらえるように」……理由が一つずつ増える度に、彼女は一歩ずつ成長している。そんな気持ちと成長は、仲間にもお客様にもしっかりと伝わっている。これからもきっと、彼女の周りにはスマイルは絶えずあふれ続けていくだろう。インクルージョン Inclusion18
元のページ ../index.html#18