「サムライマック」は“大人の男性”をメインターゲットに据え、レギュラーメニュー化を目指して企画した商品です。しかし、レギュラーメニューの変更は簡単なことではありません。店舗のオペレーションや必要な原材料や資材の発注数も変わりますし、何より商品自体がお客様に長く愛されるものでないといけないからです。
商品コンセプト立案のため、まずはお客様のインサイトを詳細に分析することから始めました。さらに市場調査の結果から、販売予測の分析や、ターゲット層と商品コンセプトが一致しているかなどを検討しました。また、全国で販売したときに最適な状態で発売できるように、テスト販売を行いました。テスト販売をしたエリアには実際に足を運び、オーナーオペレーターや店舗で働くおもてなしリーダーとのヒアリングを実施。私自身の店長経験も活かしてお客様と店舗の両方の視点でストーリーを練り上げ、期間限定発売の結果も参照しながら何度も議論を重ね、ようやくレギュラーメニューの仲間入りを果たしました。
販売開始後に店舗を訪問すると、スーツを着たある男性に目が止まりました。おそらく自分と同じ年代で、まさに「サムライマック」のメインターゲットとなる方です。どんな反応をされるかこっそり見ていたところ、バーガーの包みを開けて断面をじっと眺め、大きな口を開けてかぶりつき、「うん、うん」と大きくうなずいて、噛み締めるように食べていたんです。おいしそうに頬張るその横顔を見ているうちに、最もこの商品をお届けしたいお客様に共感いただけたという手応えと喜びで、いつの間にか涙が込み上げてきましたね。
さらに、店舗からは「オペレーションの負荷が減り、売り上げも伸ばすことができた」との声をいただきました。お客様と店舗の視点に立ったプロモーションで、双方に笑顔を生むことできたのです。