私たちは、食の安全をすべてに優先させます。そのために世界最高の食品管理システムを目指して、マクドナルドはたゆまぬ努力を続けていきます。この理念を店舗からサプライヤーの皆さままでマクドナルドに関わるすべての者たちで共有し、倫理的で誠実な行動によって、安全かつ最高のおいしさと品質の商品を提供してまいります。
安全な商品をご提供するための「フードセーフティ」、そして最高のおいしさと高品質な商品をご提供するための「フードクオリティ」を高いレベルで実現し続けるための「食品管理システム」を構築して、安全・品質・衛生を管理しています。生産地から店舗までの各プロセスごとに適切な基準を設定し、常に最適な管理運用を図っています。
マクドナルドには「安全・品質・衛生」に関する世界共通のグローバル基準があり、この基準をクリアしない商品・サービス・店舗・オペレーションはマクドナルドから世に出ることを一切許されません。「グローバル基準」、そして「国内の関連法規」、さらに専門家の科学的な知見や社会的環境なども基準に取り入れています。
カリフォルニアで評判を呼んだマクドナルド兄弟の個人経営のハンバーガーショップを、世界最大のフランチャイズ・チェーンに育てたレイ・A・クロック(1902~1984)。52歳でチェーンの経営に乗り出した彼は「ここで失敗すれば、もう行き場はどこにもない」と固く決意したといいます。
この当時、アメリカでハンバーガーと言えば、挽き肉に野菜クズなどをまぜた安手の食べ物というのが常識でした。そんな時代にクロックは「マクドナルドでは100%ビーフとする」と宣言します。しかも最高の味を提供するために、「飼料を指定し、肉の部位や規格まで特定する」という条件まで付けたのです。負担を強いられた牛肉の納入業者たちは「たかがハンバーガーに、どうしてこんな面倒なことをするのか」と強く反発。しかしクロックも後には引きません。彼は、厳密な上にも厳密な検査で対応し品質を守り抜く。この検査の費用だけでもたいへんな額にのぼり、当初は採算も合わなかったようです。しかし、このこだわりから、いつでもどこでも同じ品質を保証するハンバーガーチェーンが誕生したのです。
マクドナルドには、「QSC&V」という揺るぎない原則があります。
Q=Quality/品質、S=Service/サービス、C=Cleanliness/清潔さ、V=Value/価値。毎日世界中のマクドナルドのクルー(従業員)とお店を支援する多くの人々によって、この原則は固く守られ、実践されています。「QSC」を最初に提唱したのは、アメリカで初のハンバーガー・チェーン「マクドナルド・システム」を創立したレイ・A・クロックです。マクドナルドの最初のお店がオープンした1955年、「QSC」を具体的に実践するためのオペレーション・マニュアルが作成され、関係者全員に配布されました。初版は15ページのガリ版刷り。そこには現在まで変わらぬビーフパティ(ハンバーガー用の牛肉100%のハンバーグ)のサイズと量をはじめ、品質管理のためのチェック項目や作業過程での規則などが、細かくギッシリと記されていました。当時、こんなに厳格なマニュアルを作っているレストラン・チェーンはどこにもなかったので関係者は唖然としたといいます。
日本マクドナルドは、欧米のトランス脂肪酸の規制とともに、これまでに原材料や調理方法などの研究に取り組んできました。
2007年にトランス脂肪酸を減らすため原材料の一つであるフライ油の仕様を変更いたしました。このフライ油の仕様を変更したことで、マックフライポテト®︎に含まれるトランス脂肪酸の量を減らすことができました。
トランス脂肪酸とは、油に含まれる成分の一つで、(1)牛肉や羊肉、牛乳や乳製品に含まれる天然由来のものと、(2)油脂を加工・精製する一部の工程で生成される加工由来のものがあります。
内閣府の食品安全委員会は、2012年3月に、食品に含まれるトランス脂肪酸に関する食品健康影響評価(リスク評価)の結果の中で、「日本人の大多数はトランス脂肪酸摂取量がWHOの目標を下回っている。通常の食生活では健康への影響は小さい」「ただし、脂質に偏った食事をしている人は留意する必要あり」「脂質は重要な栄養素。バランスのよい食事を心がけることが必要」とした見解を公表しました。
マクドナルドは国連のSDGsに取り組んでいます。