食品産業の発展のために、食品安全について産業界で必要とされる基礎的な知識を有する人材の確保と、安全管理についての国際的な議論に参画できる人材の確保が大きな課題です。
農林水産省、国立大学法人鹿児島大学、日本マクドナルド、一般財団法人食品安全マネジメント協会が産官学連携による食品安全専門人材育成の取り組みについて賛同し、協働しています。
食品企業等に勤める社会人と鹿児島大学大学院生の学生が参加しています。総授業時間は、120時間で、文部科学省の定める履修証明プログラム※の枠組みを活用します。履修後、修得度判定をレポートと試験で実施し、合格者には、JFS監査員研修コース修了証を授与します。
※ 履修証明プログラムとは
大学が社会人等を対象に学習プログラムを開設し、その修了者に対して法に基づく履修証明書(Certificate)を交付できる仕組み。(学位は取得できない)
マクドナルドのサプライチェーンマネジメントに関する科目をオリジナルで開設。マクドナルドのサプライヤー企業で、インターンシップを展開しています。
国の委員、農林水産省 、鹿児島県、食品関連企業など第一線で活躍する講師が参加しており、マクドナルドからも、海外の品質管理責任者を含め、複数名講師として参加しています。
農林水産省が支援し、JFSの監査員研修として承認予定。食品安全マネジメントの専門スキルを持つ人材を食品業界に輩出していきます。
土日、祝日、夏季等を利用して、集中的に講義を実施します。
以下の4つのカテゴリで科目を構成しています。
カテゴリ | 説明 |
JFS承認研修 としての要求事項 | JFSのA/Bプログラム※1の監査員研修として必要とされる科目 |
マクドナルド オリジナル | マクドナルドGAP、SQMS※2などマクドナルドのオリジナル科目 |
一般教養 | 食品衛生学や実験のように、食品安全マネジメントを推進する上で基礎となる科目(通常の監査員研修では含まれない) |
インターンシップ | マクドナルドサプライヤーとの連携による、インターンシッププログラム(院生のみ) |
マクドナルドは国連のSDGsに取り組んでいます。