※記載内容や所属部署は、取材当時(2020年8月)の情報です。
育休明けには大きな戸惑いがありました。RGM(レストランゼネラルマネージャー)※1として配属された先が、24時間営業の店舗だったからです。時短勤務で17時までしか働けないというのに、夜はどうすればいいのか。頭を抱えました。そんなとき親身になって相談に乗ってくれたのが、当時の上司です。話し合いの結果、当面は他店舗のマネージャーにサポートに入ってもらい、夜間のクルー※2にマネージャーになってもらうトレーニングをしてもらうことになりました。いざ取り組んでみると、クルーの成長速度には驚かされたものです。3か月も経つと「お客様にもう一度来てもらえる店舗づくりを」というマインドがしっかりと根付き、私がいない時間を安心して任せられるようになりました。人材育成の大切さを痛感した経験です。その後、直営のコンサルタント※3や人材教育機関であるハンバーガー大学、そしてBC(ビジネス・コンサルタント)にタイトルアップした今も活かされています。
※1:RGM(レストランゼネラルマネージャー)
マクドナルドでは店舗経営者ともいう。店舗の戦略を策定し、平均約50名のスタッフを率いて、お客様に最高の店舗体験を提供し、売り上げと利益を最大化する。
※2:クルー
マクドナルドの店舗で働くアルバイトスタッフの総称。
※3:コンサルタント
担当するエリアの直営店において、ビジネス成長に責任を持ち、店舗運営の為の様々なコンサルティングを行う。
※4:BC(ビジネス・コンサルタント)
マクドナルドの代表として、フランチャイジーの継続的なビジネス成長をサポートする役割のこと。担当するフランチャイズオーナーに対し、戦略的な方向性を共有し、中長期にわたる売り上げと利益の拡大のためのコンサルティングを提供する。
ずっと営業として働いてきた中で、2020年にハンバーガー大学に異動しました。全国約3000店舗で使われるツールを開発することは、とても責任重大でやりがいのある仕事ではありましたが、その頃新型コロナウイルス感染拡大の影響でお店を取り巻く環境が激変し、お店が今何を欲しているのか、見えにくくなったと感じるようになりました。その頃から、もっと現場を知りたい、営業に戻りたいと思うようになったのです。2023年に晴れて、BCへのタイトルアップを果たせましたが、わからないことだらけ。BCは、担当するフランチャイズ法人のオーナーと信頼関係を気付くことが大切です。オーナーの気持ちに寄り添うために財務の知識など必死に勉強したり、オーナーからの信頼が厚い上司に相談したり、先輩BCの同行などを積極的に行いました。少しずつオーナーとの信頼関係を築けるようになり、今は充実した日々を送っています。ただ、周りを見渡すとBCを目指している女性は多いのに、実際には女性のBCはとても少ないです。だからこそ、今度は、私が彼女たちの背中を押してあげられるような、お手本になれたら良いなと思っています。
仕事で輝き続けるためには、常に成長し続けることが大切だからです。マクドナルドには、一人ひとりの多様なキャリアを叶えていく文化があります。上司はいつでも相談に乗ってくれますが、答えを出すのはあくまでも自分です。お店を訪問した際に、店長やクルーに接する際には、自分の考え方を一方的に押し付けないように心がけ、必ず良いところを見つけて伝えるようにしています。ポジティブな状態で働いてもらい、多様なお客様のニーズに、丁寧にお応えすると、お客様も笑顔になります。そうしたことの積み重ねが自信となり、成長につながり、それがひいては会社全体の成長につながっていくと考えています。現在は、OM(オペレーション・マネージャー)※5へのタイトルアップを見据えて、BCとしてのスキルをさらに磨きたいと思っています。マクドナルドという大きなファミリーのなかで、互いの成長を喜び合える仲間と出会えたことに心から感謝しています。
※5:OM(オペレーション・マネージャー)
担当する直営店のエリアにおいて、将来のビジネスニーズに応えるコンサルタントの育成に責任を持ち、担当エリアの長期的売上・利益ポテンシャルを最大限に高める。
マクドナルドは国連のSDGsに取り組んでいます。