※記載内容や所属部署は、取材当時(2024年10月)の情報です。
2013年に中国から来日し、語学学校を経て日本の大学に入学しました。大学在学中からクルー※1としてマクドナルドで働き、大学卒業後には正社員に。2024年3月に店長にタイトルアップし、9月から現在の店舗に着任しています。総勢130名以上のクルーが在籍する大規模店で、そのほとんどが日本人。外国人の店長として新たなチャレンジのときだと意気込んでいます。副店長時代に上司だった店長は、外国人である私のバックグラウンドを踏まえたきめ細かいアドバイスで、成長を促してくれました。今は私自身がクルー一人ひとりと向き合う立場になりましたが、一方通行のコミュニケーションではなく、クルーからも日本の文化や日本人の考え方について教えてもらうようにしています。目指しているのは、クルーたちが働くことを「楽しい」と感じる店舗。なぜなら、その雰囲気がお客様にも伝わり、ひいては売り上げアップにつながっていく好循環を生み出すと考えているからです。そのため、従業員同士どんな小さなことでも褒め合ったり、お客様からの声をクルーと共有して改善に生かしたりすることを心がけています。
※1:クルー
マクドナルドの店舗で働くアルバイトスタッフの総称。
母国の文化との違いに戸惑ったり、言葉の面で苦労したりすることがまったくないとは言いません。ただマクドナルドでは、国籍を問わず、誰にでもキャリアップのチャンスがあります。例えば専門教育機関「ハンバーガー大学」という大学があり、大学が開発したカリキュラムにマネージャーになるためのスキルが明示されているなど、次のステップに進むための具体的な方法が大変分かりやすくまとめられています。また、上司とキャリアについて話し合う機会が年に複数回設けられているのもポイントです。「ここを改善したらもっと良くなる」といった客観的なアドバイスや具体的なフォローアップが日々の成長の糧となります。店長としてありがたいと感じるのは、店舗運営についてトラブルが発生した場合、すぐにコンサルタント※2や他店の店長に相談できること。速やかに解決策を打ち出せるので、安心して店長の仕事に打ち込めます。店長には業績に関する数値目標の達成が求められますが、その数字だけをドライに追いかければよいのではなく、クルーのトレーニングの状況など、店舗運営に必要な総合的な指標で評価される人事制度は、とても納得のいくものです。マクドナルドでは、従業員のモチベーションの向上につながる環境がしっかり整えられています。
※2:コンサルタント
担当するエリアの直営店において、ビジネスの成長に責任を持ち、店舗運営に関する様々なコンサルティングを行う。
当面は店長として力を蓄え、その後はOCにタイトルアップし、店舗運営に関わるすべての人をしっかり引っ張っていける人材となることを目指しています。中長期の目標は、オフィスに異動し、サプライチェーンに関わる業務につくこと。数年前、コロナ禍をはじめとするさまざまな社会情勢の影響を受け、マックフライポテト®が品薄になった際、外食チェーンにとって原材料の確保は生命線だと改めて認識しました。店舗での経験をいつかオフィスの業務で役立てたいと考えています。外国人観光客の来店数が増えていることに加え、いつかオフィスで勤務するときに国内外の方々と円滑にコミュニケーションが取れるよう、英語の勉強も始めました。マクドナルドには、人を大事にする「ピープルビジネス」が根付いていて、従業員が等しく尊重され、誰にとっても働きやすい環境があります。逆にいえば外国人だからといって特別扱いされません。だからこそ挑戦しがいがありますし、自分の能力を認めてくれたこの会社にもっと貢献したいという気持ちになれるのです。
マクドナルドは国連のSDGsに取り組んでいます。