※記載内容や所属部署は、取材当時(2024年10月)の情報です。
2024年2月に第2子が生まれた際、誕生直後の約20日間と、第1子が通う保育園の夏休みに合わせて約半月、2回に分けて育休を取得しました。妻の妊娠が分かったのは、近隣の土地に移転が予定されている店舗に着任して2週間後のこと。確実に多忙になることが見込まれていたため、育休を取得するのは不安でしたが、コンサルタント※1に相談をしたところ、「前もってスタッフを確保してしっかり育成すれば、店舗は問題なく運営できる。そのことは君自身の成長にもつながる」とアドバイスされて決意しました。店舗規模の拡大に備えるため、新しくクルーを40名ほど採用し、総勢100名の体制を確保。私の代理を務める部下のマネージャーへの教育も計画どおり進めました。このプロセス自体が店長としてスキルアップする貴重な機会だったと思います。無事に店舗の移転が完了した後、最初の育休に入りましたが、その間、店舗運営を問題なく行えたのは、マネージャーを含むクルー全員が頑張ってくれたから。2回目の育休時は、店長が育休や介護等で休業する際に代理店長としてサポートしてくれる「サポート店長」の支援があり、家庭のことに専念できました。
※1:コンサルタント
担当するエリアの直営店において、ビジネスの成長に責任を持ち、店舗運営に関する様々なコンサルティングを行う。
他店舗の男性店長にも育休経験者が多く、何かと相談に乗ってもらえたのは心強かったです。マクドナルドには、育休制度の詳細や、申請から復職までの流れのほか、実際に取得した社員の声がまとめられた「育児休業サポートブック」があり、従業員は安心して育休を取ることができます。家庭の事情、家族の希望に合わせて柔軟に取得できるのもありがたいですね。私のように2回に分けることも可能です。親族や友人に自分の経験を話すと、「良い会社だね」「うらやましい」といった声が多く上がります。世間一般では男性の育休はそれほど浸透していません。自分が恵まれていることにあらためて気付きましたし、マクドナルドという職場で働けていることが今まで以上に誇らしくなりました。私自身、会社への帰属意識が高まり、もっと貢献したいという気持ちが強まったのも事実です。そんな私の姿を見たクルーも、マクドナルドの「働きやすさ」をあらためて認識してくれたのではないかと思います。
仕事に復帰した今は、これまで以上に業務に打ち込みたい、オフはしっかり家事・育児に充てたいと考えるようになりました。心がけているのは、子供との時間を短くても毎日作ること。朝早いシフトの日は夜ご飯を一緒に食べる、夜遅いシフトの日は朝ごはんを一緒に食べて保育園に送る、といった具合です。加えて、仕事の生産性を向上させるために、仕事を抱え込むのではなく、部下に「任せる」意識が強まり、部下を教育・育成するスキルも高まりました。店舗移転の成功が評価され、現在は新規オープンを控えた店舗に着任しています。今後はコンサルタントにタイトルアップするのが目標。これまでの経験を活かし、店長やマネージャーとともに店舗運営のコンサルティングにあたりたいです。もし次の子供が生まれたらまた育休はとりたいですね。上の立場の者が率先して育休をとれば、部下もとりやすくなります。そういう雰囲気がマクドナルド社内に浸透し、やがて社会にも波及する。そんな流れで育休を取得する男性が世の中に増えることを願っています。
マクドナルドは国連のSDGsに取り組んでいます。