#018
仲間の挑戦したい気持ちを
みんなで育みたい
ハンディキャップを強みに変えて活躍するクルーを訪問
2022.7.13愛知県
マクドナルドの店舗では、年齢、性別、性格や価値観など、さまざまな違いを持った人たちが働いています。そして、障がいのある、なしに関わらず、さまざまな違いを超えて、一人ひとりが尊重され、多様な個性と能力が発揮できる組織づくり、職場環境の提供に努め、現在でも多くの店舗で障がいを持ったクルーが活躍しています。
今回は、聴覚にハンディキャップを持つ江南MEGAドン・キホーテUNY店(愛知県)の大橋千穂に取材。職場環境や働きがいについて話を聞きました。
どこまでできるのか?最初は不安だった
「マクドナルドで働き始める前は、期待と同時に不安もありました。でも、できないと最初から決めつけずにやってみる。これまで、そんな気持ちで学校や職場でも活動してきたので、思い切って働くことにしました」。大橋は、この店舗で働く前の心境を振り返る。
最初は、店舗の仲間の配慮で聴力が弱くても影響が少ないと思われる駐車場の誘導をメインに担当することになった。江南MEGAドン・キホーテUNY店では、聴覚にハンディキャップのある人を採用するのは初めて。仲間たちもどこまで仕事を任せてよいかが明確に分からず、慎重になっていた。
ある日、大橋が誘導の仕事を終えて駐車場から戻ると、店内の仲間たちが必死に働く姿が目に飛び込んできた。自分にはまだできることがあるはずだ。そう思った彼女は、自ら率先して、洗い物や清掃の仕事をするようになった。「みんなが頑張っている中、自分にもまだまだできることがあると思いました。その日から、少しずつ色々な仕事を教えてもらうようになったんです」。仲間も彼女の積極的な姿勢に応える形で、どんどんトレーニングをするように。気づけば、活躍の場は厨房からフロアにまで広がり、今ではおもてなしリーダーとして活躍している。
“違い”も強みに変えて、自分らしく働く
この店舗でお客様や仲間が困っていると、真っ先に気がつくのは大橋だ。「耳が聞こえにくい分、目には自信があるんです」。一見、ハンディキャップに思えることも、彼女は強みに変えて個性を輝かせている。
最近では、少し遠方からハンディキャップのあるお客様が「大橋さんがいるから安心して食事ができる」と言ってご来店してくださるようにもなった。KODO(※)のコメントでも、彼女のサービスと気遣いに対してお客様からお褒めの言葉や感謝の声が寄せられている。自分自身もこれまでの人生の中で、困ることや大変な思いをする場面があったからこそ、彼女らしい気配りができているのかもしれない。
「私が挑戦できる場をくださったオーナーや店長、周りの仲間には感謝しています。そして、このお店を選んでご利用いただいているお客様にも感謝の気持ちでいっぱいです。だからこそ、最高のおもてなしで、みんなに喜んでいただきたいと思っています。それが、私自身の喜びにもなるんです」。彼女の力の源には、自分から挑戦する主体性と周りの人たちへの感謝がある。
仲間の挑戦したい気持ちが大好き
このエリアの店舗を運営している、日本マクドナルド フランチャイジー 株式会社トモニの深水太郎オーナーは、大橋と店舗の仲間たちについて語る。「色々な人たちが自分の可能性を広げ、活躍できる職場がマクドナルドだと思っています。店舗で大橋さんを迎えた先輩クルーたちも、彼女がどんどん成長していく姿をうれしく思いながら、人の成長に対する考え方をさらに広げることができています。マクドナルドで働く人たちは、やっぱり仲間の挑戦したい気持ちや主体性が発揮される瞬間が大好きなんです。そこには、年齢、性別、性格、価値観、ハンディキャップのあるなしは関係ないんです。そして、彼女の誰よりも一生懸命で前向きな姿勢が、お店全体の雰囲気をより明るくポジティブにしてくれています」。
※KODO
店舗単位でお客様の声をお聞きするアンケートアプリ
※本サイトの画像は、一部マスクを着用していないものが含まれますが、新型コロナウイルス対策を実施の上、取材・撮影を行っています。