「レタスは最も愛らしい野菜です」
奥岡稔大さんは札幌出身。農業に魅力を感じ、農園に就職。先代から事業を受け継ぎ、新たな試みにも挑戦中。
「洞爺湖町に来たのは2003年。2021年に先代の跡を継ぎましたが、今でも学ぶことが多いですね。たとえば、来年は畝をより高くして雨水が跳ねないようにしようと考えています」と奥岡さんは語る。マクドナルドのレタスは先代のころから作っていて、植え付けは毎年5月から。時期をずらしながら作り、収穫は6月下旬から9月中旬まで行う。真夏でも作れるのは、暑くなりすぎないこの地ならではの強みだ。「レタスはキャベツなどほかの葉野菜よりも柔らかく、繊細でデリケート。ちょうど良い熟度での収穫のタイミングの見極めにも経験が必要です。夏は天候が急変しやすいなど難しさはありますが、だからこそ育てがいや達成感があるんですよね。私にとって、レタスは最も愛らしい野菜です」