得意分野を生かすことに集中
実は榎本のオール・ジャパン・クルー・コンテスト挑戦は3回目。3度目の正直にかけたのが今回だった。
2022年にはマネージャーになるために集中したいと決めていた榎本は2021年大会を最後のオール・ジャパン・クルー・コンテストにしようと決心していたという。「1回目、2回目も絶対に勝たなきゃいけないという思いが強かったのですが、なぜ負けてしまったのかを改めて考えてみました。そこで気付いたのは、質や早さなど全部を完璧にやろうとする分、欠けてしまっているものがあったということ。僕が得意な『クオリティ』と『クレンリネス』を重視し、その分減速してしまうのは仕方がないと、ある程度割り切って挑みました。とはいえ規定のタイムは厳守。その上でクオリティ、ポテトの最適量はミスしないよう心がけました」と榎本は話す。そうして、ラストチャンスに悲願のオール・ジャパン・クルー・コンテストチャンピオンを勝ち取った。