#038
「青いマックの日」で
一人ひとりの気持ちを動かしていく
病気と闘う子供とそのご家族を支援するチャリティ活動「青いマックの日」を実施(三重県)
2022.12.8三重県
マクドナルドは、共に助け合う社会を目指し、チャリティ文化の醸成と、病気と闘う子供とそのご家族のための施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス(以下ハウス)」への支援活動を継続的に行っています。
11月6日には「青いマックの日」として、全国一斉にキャンペーンを実施。ハッピーセット®お買い上げ一つにつき50円をハウスに寄付させていただきました。また、全国店舗やチャリティイベントを通じてお客様にハウス支援への呼びかけを行いました。
今回は、2013年の「なごやハウス」オープン時から、近隣の県のオーナーたちで結成している推進支援チームのリーダーとして様々な支援活動を行っている、三重県で日本マクドナルドフランチャイジーを運営する伊藤実オーナーの店舗の取り組みや想いをお届けします。
「青いマックの日」をみんなが知っている記念日に
(株)ニュートラルの伊藤実オーナーとビジネスパートナーでもある妻の伊藤みゆきさんは、日本マクドナルドフランチャイジーを運営して30年になる。そして、2013年の「なごやハウス」のオープン時からオーナー代表として、認知を広げる活動やクリスマスなどのイベントシーズンのハウスの装飾、ボランティア活動など、さまざまな支援活動に取り組んできた。大きな盛り上がりを見せた今回の「青いマックの日」と、これまで長きにわたって力を注いできたハウスの支援活動への想いと考えを語る。
「お店に入った瞬間に“WOW!!”と感じていただける『青いマックの日』を目指して、全店舗でイベントの準備を進めてきました。店長、マネージャー、クルー一人ひとりが、“ハウスのために自分に何ができるのか”を考え、『みんなでやりたい、みんなでやろうよ!』というマインドになったからこそ、去年を超える活動にできたと感じています」。パートナーの伊藤みゆきさんは、一人ひとりの想いが一つになった今回の活動を振り返って笑みを浮かべる。
伊藤実オーナーは、長年大切にしてきた信念と想いを言葉にする。「チャリティ活動を継続していく中で、ハウスへの支援の輪を広げていく難しさを改めて実感してきました。ハウスの支援活動は、社員やクルー、地域の方々のハウスを応援したいという“気持ち”から始まる活動だからです。そのために、まずはハウスのことを知ってもらうことが大切だと思い、認知を広げる活動を続けてきました。そして、数年前にマックハッピーデーが始まり、心に響く映像を含め、非常に良い機会だと確信しました。ハウスのことを知ってもらうきっかけをつくることができ、同時に多くの方々の気持ちを動かすこともできる活動だと感じたからです。そして、店舗で働く社員やクルーたちの気持ちが動いていき、その気持ちとアクションが大きくなっていくことで、「青いマックの日」もよりFUNある活動になっていきました。今回も、お客様から『マクドナルドでこんな社会貢献活動をやっているんですね』『すごく素敵な活動ですね』という声をいただき、私たちの気持ちが伝わったようで嬉しかったです。ハウスの支援活動に終わりはないと思っています。毎年、工夫を凝らしながら地道に活動を続け、いつか『青いマックの日』を、多くの人が当たり前のように知っている記念日にしていきたいですね」。
盛り上げるだけでなく、
ハウスの活動と意義を伝える
店舗に足を踏み入れると、そこには驚きとワクワクが詰まっていた。店舗の壁から天井まで、青と黄色の風船を中心に鮮やかなデコレーションが施された伊勢宮川店では、来店されたお客様がいつもとひと味違うマクドナルドを楽しまれていた。特設ブースを設置し、楽しみながら募金に協力いただきハウスを理解いただけるようにと、オリジナルグッズのくじ引きや、壁一面にお客様からのハウスへの応援メッセージ、全国12ヵ所のハウスの紹介など様々な工夫を施した。そして、「青いマックの日」をきっかけに、マネージャーやクルーたちからお客様へ積極的にハウスの紹介が行われ、店内にはたくさんの笑顔があふれた。
「店舗の装飾はもちろん、お客様に『ハウスが何のためにあるのか』を知っていただくために、仲間たちと事前にミーティングをしてお客様への伝え方や説明の仕方をみんなで考えました。そして、お客様だけでなく、新人クルーや学生クルーなど、これまでハウスの活動についてあまり知る機会のなかった仲間にも、今回の『青いマックの日』をきっかけにハウスのことを知ってもらいました」。伊勢宮川店の青いマックの日の活動をリードしたマネージャーの山本裕美は、多くのクルーのハウスに対する知識や気持ちを深める準備を重ねてきたと話す。
おもてなしリーダーの櫻井麻衣は、「青いマックの日」はクルーが社会貢献活動に挑戦する第一歩になっていると語る。「ボランティアやチャリティ活動をやってみたいと思っても、自分一人ではなかなか勇気が出ないと思うんです。そのため仲間と一緒に取り組める『青いマックの日』は、ボランティアやチャリティを始めるきっかけにもなっています。クルーたちが、募金をしてくださったお客様へこれまで以上に心を込めて『ありがとうございます』とお伝えしている姿を見て、私もうれしいです」。
また、ハウスのボランティアスタッフも経験したことのあるカフェマネージャーの手塚千明は、「ハウスを利用されているお子様と親御様が一緒に過ごしている時の温かい笑顔が忘れられません。そういった私自身が感じてきたハウスの素晴らしさを、仲間にもお客様に伝えていきたいと思って活動を続けてきました。これからも毎年イベントを盛り上げ、年を重ねるごとに活動内容を進化させていきたいです」とハウスへの想いと今後の意気込みを話す。
全店で取り組み、ワクワクと認知を広げていく
今回の「青いマックの日」の店舗ごとの工夫を凝らした施策は、伊勢宮川店だけでなく(株)ニュートラルの全店舗で実施。腰幕で青一色に染め上げられたレジカウンター、お車でご利用のお客様にハウスを知っていただくためのパーキングエリアやドライブスルーエリアへの手作りの告知、バルーンを使った美しい装飾など、それぞれの店舗独自の工夫やユニークなアイデアに溢れていた。お客様の中には、各店舗の個性豊かな活動を見るために、複数店舗に足を運ばれた方もいらっしゃった。今回、各店舗で大きな盛り上がりを見せたのは、社内でのハウスの認知活動を改めて力を入れたからだとオペレーションコンサルタント※1の酒徳真帆は話す。「今年は、ハウスの活動内容と意義をあらためてスタッフ全員に伝えるところから取り組みを始めました。そうすることで、クルーからマネージャーまで各店舗で働く全員が、自分たちができることは何だろう?とそれぞれ考えるようになりました。イベントの盛り上げが得意、装飾やデザインが得意、ユニークなアイディアを考えるのが得意……など、それぞれが自分たちの強みを発揮するうちに自然と団結し、青いマックの日の活動はどんどん大きくなり、そしてワクワクするものへとなっていきました」。
オペレーションマネージャー※2の松元一昭は、(株)ニュートラルの強みが発揮された活動になったと「青いマックの日」を振り返る。「仲間と協力して何かを実現することは、私たちの強みです。今年の「青いマックの日」の準備では、店舗同士での情報交換を行い、お互いの良いところは活かしながら刺激し合うことで、店舗ごとの個性が際立ったと感じています。そして、それらが地域全体にハウスのことを知っていただくことにつながっていると感じています」と法人全体での「青いマックの日」の活動を振り返る。
※1 OC(オペレーション・コンサルタント)
担当するエリア店舗において、ビジネス成長に責任を持ち、店舗運営の為の様々なコンサルティングを行う。
※2 OM(オペレーションマネージャー)
常に本質的な課題に目を向けたコンサルティングができているかを確認し、その質を高める「リード役」。