風致地区を生かして、ここにしかないお店を
草木や花々を眺めながら食事を楽しんでいただきたい。マクドナルドのフランチャイズ法人である(株)フロム東海の山田晴茂オーナーは、風致地区に店舗を構えるにあたり、緑地スペースを生かした店舗づくりを考えた。四季の自然を感じられるお店を実現させるため、浜松出身でありはままつフラワーパークの理事長も務められている塚本こなみさんに、緑地スペースの監修を依頼。樹齢130年の大藤を⾜利フラワーパークへ移植させたことでも有名な日本初の女性樹木医だ。
「私たちの要望を汲みながらもプロの目線でより良いご提案をしてくださいました。お忙しい中、頻繁に植樹の進捗を確認しに来てくださったことにも大変感謝しています」と山田オーナーは振り返る。
また、環境負荷低減に取り組むことも緑地を設ける目的の一つだ。今後緑地が豊かになればなるほど、CO2の吸収率も増えていく。また斜面の強度が高まるよう、大地にしっかりと根をはる植物を選ぶなど安全面にも考慮した。