STORY#043

冬でも元気な南島原のレタスは
海と太陽が育む美味な贈り物

「ビッグマック®」などのレタスを作る長崎の農家さんを訪問

2023.1.25長崎県

全国約2900店舗のマクドナルドを支えているのが、各地の生産者さんです。マクドナルドでは商品の安全性に加えて品質やサステナビリティを高めるため、農産物の国際基準の認証制度「GlobalG.A.P.」を採用。管理項目は200以上の項目ときわめて多岐にわたり、その厳しい基準をクリアした生産者さんの努力の結晶が、各店舗へ届けられています。

たとえば「ビッグマック」や「てりやきマックバーガー」に使われているレタスひとつをとっても、農家さんの情熱がぎっしり。そこにはどんなこだわりがあり、どんな想いで育てられているのでしょう。作り手の横顔を知るべく、今回は長崎県南島原市で農業を営む松尾青果の常務 松尾渉(わたる)さんを訪ねました。

#
松尾常務。畑のすぐそばには雄大な有明海が。

島原が日本屈指の冬レタス産地である理由

松尾さんは農業を営む家に生まれ、松尾青果は父親の博明社長が1978年に法人化。松尾さんは当初、測量や設計など建設関連の道へ進んだが、時が経つにつれ家業への想いが強まり松尾青果へ入社した。
「代々ジャガイモを中心に作っていましたが、その後レタス栽培も始めました。長崎の島原半島はレタスの一大産地で、特に冬のレタスは全国一の生産量を誇ります。理由は第一に温暖な気候。さらにこの地特有の傾斜を生かすことで、冬でも元気に育つんです」と松尾さん。同社では山地だけでなく、海のそばの標高の異なる場所に畑を持っている。「山と平地では気温が2~3度違うので、時季ごとに適したレタスが作れるんです。また、ここは海面が反射した太陽光を傾斜地がしっかり浴びますから、それもレタスがすくすく育つ理由ですね」。南島原の豊かな大地は松尾さんの誇りなのだ。

#
この日はマクドナルド島原店と57号諫早店のクルーやスタッフが収穫を体験。

最良な土作りでおいしいレタスを!

松尾さんが特に注力するのが、土作り。中でも水はけが大切だと言う。「レタスは水を好む一方、水を嫌う作物。南島原は天候にも恵まれ、適度に降雨がある地域ですが、近年は不安定な傾向が出ているので気は抜けません。土は粘着質になりすぎないように、また酸度は適正になるように調整して、おいしいレタスを作るのがこだわりです」

#
保育園に通う松尾さんのお子さんもマクドナルドが大好き。

お客様の笑顔に使命感とやりがいを感じる

松尾青果のレタス畑は合計で20ヘクタール。8月から土作りを始め、11月末から翌年3月いっぱいが収穫シーズンだ。時期をずらしつつ1週間で約13,000ケースを収穫する。会話の中で印象的だったのは「欠品は絶対にありえません」という言葉。そこにはレタス作りへの高いプライドを感じた。
「おいしさや安全性は当たり前。そのうえで、私たちには全国へ欠かさず届ける責任もあります。冬のレタスは産地も限られていますので。私も家族もみんなマクドナルドが大好きでよく行きますが、お客様の笑顔を見るたびに、レタス作りの使命感を自覚しますね。同時にその笑顔がやりがいでもあります」とにっこり。全国へレタスを届ける各農家さんの笑顔のリレーは、これからも続いていく。

登場した店舗
島原店
57号諫早店
活動内容
サプライヤー

この記事のタグ

関連するストーリー

TOPに戻る