“ハウス利用者に食べてもらうために”。
自分たちの手で稲を刈る
「やった、できたー!」
南河内サッカースポーツ少年団に所属する約40人の子供たちが歓声を上げ、黄金色の稲を鎌で刈り取る。
この田んぼでは少年団が毎年、農業体験学習として田植えと収穫を行っている。刈り取った米を“DREAM米(ドリームライス)”と名付けて全国のハウスに寄贈しているが、今年の体験はいつもより特別だ。
「DMHアンバサダーの北澤豪さんと一緒に収穫したい!」
そんな願いを込めて書いた作文を、ハウスの運営を担う公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンに送付。稲刈り当日、北澤さんが子供たちを訪れた。「“誰かのために頑張る”というのは、スポーツ選手にとって重要なマインドです。サッカーをプレーする仲間として、皆さんの取り組みを誇りに思います」。北澤さんはそう語りかけ、稲刈りの後はサッカー教室で子供たちと交流した。