STORY#046

栃木に息づく、支援活動の芽を育む

サッカースポーツ少年団が収穫した新米をとちぎハウスに寄贈

2023.2.16栃木県

栃木県でさまざまな社会貢献活動に取り組む「南河内サッカースポーツ少年団」。チームの皆さんが、病気と闘う子供とその家族のための施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」(DMH)に自分たちで植えた新米を収穫して寄贈しました。
10月に下野市であった稲刈りには、少年団主催のサッカー大会を支援する日本マクドナルド フランチャイジー 株式会社オカダのメンバーも駆けつけ、稲刈りに参加。ハウスへの思いを共有しました。

※当日の様子はこちらの動画からもご覧いただけます
ドナルド・マクドナルド・ハウス支援「とちぎハウス」(マクドナルド公式YouTubeチャンネル)

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鎌で稲を刈る子供たち

“ハウス利用者に食べてもらうために”。
自分たちの手で稲を刈る

「やった、できたー!」
南河内サッカースポーツ少年団に所属する約40人の子供たちが歓声を上げ、黄金色の稲を鎌で刈り取る。
この田んぼでは少年団が毎年、農業体験学習として田植えと収穫を行っている。刈り取った米を“DREAM米(ドリームライス)”と名付けて全国のハウスに寄贈しているが、今年の体験はいつもより特別だ。
「DMHアンバサダーの北澤豪さんと一緒に収穫したい!」
そんな願いを込めて書いた作文を、ハウスの運営を担う公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンに送付。稲刈り当日、北澤さんが子供たちを訪れた。「“誰かのために頑張る”というのは、スポーツ選手にとって重要なマインドです。サッカーをプレーする仲間として、皆さんの取り組みを誇りに思います」。北澤さんはそう語りかけ、稲刈りの後はサッカー教室で子供たちと交流した。

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南河内サッカースポーツ少年団の川田月葉さん(左)、大山茂代表(中央)、村山龍之介さん(右)

同世代の子供たちを応援していきたい

創立1988年の南河内サッカースポーツ少年団は、2008年からとちぎハウスへの支援を開始。少年団主催の大会で募金箱を設け、県内外から集まったチームにハウスへの寄付を呼びかけている。
6年生の川田月葉さんは「北澤さんやハウスに関わる皆さんのお話を聞いて、チャリティの意味がよく理解できました。大人になっても、募金箱への寄付を続けたいです」と話す。同じく6年生の村山龍之介さんは「活動を通して病気や障がいと闘っている同世代がいると知りました。ハウスの取り組みはすごいと思います」と語った。
子供たちを優しく見守る大山茂代表は、活動に込めた思いをこう語る。「私たちが取り組みを続けることで、ハウスを応援してくれる人が1人でも増えたらうれしいです。子供たちにとっても、この経験がいつか役に立てばと思います」。

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株式会社オカダの大倉敦雄OC※(左)、岡田俊介オーナー(中央)、後藤英子常務執行役員(右)

縁の下から、地域を支え続ける

日本マクドナルド フランチャイジー 株式会社オカダはとちぎハウスの運営委員を担うほか、社員をボランティアに派遣するなどして支援を続けている。「私たちは多くの人に助けられながら、この地域で店舗を展開してきました。そのため、いただいたご恩を少しでも地域にお返ししたいという思いでいるのですが、ハウスのボランティアさんは人の痛みを自分の痛みとして受け止められる、素晴らしい方ばかり。逆にいつも学ばせていただいています」。岡田俊介オーナーは、ハウスへの思いをそう語る。一方で、南河内スポーツ少年団とは主催大会の協賛金や参加賞の提供を通して交流を続けている。「縁の下の力持ちとして、今後も地域の子供たちを支えていきたいと思います」。

※OC(オペレーション・コンサルタント)
担当するエリアの店舗において、ビジネス成長に責任を持ち、店舗運営のための様々なコンサルティングを行う。

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とちぎハウスでおにぎりや豚汁を作ったボランティア、子供たち、北澤さん

地域と共に、これからも

収穫されたDREAM米は、さっそくとちぎハウスへと贈呈された。ボランティアと子供たち、北澤さんの手によっておにぎりと豚汁が作られ、ハウスの利用者に振る舞われた。
とちぎハウスは、自治医科大学の建物の一部を利用して2006年に設置され、現在は約90人のボランティアが活動している。阪本貴行ハウスマネージャーは「近隣の農家さんからよく野菜を寄贈していただくなど、地域の方の優しさを感じられる温かい雰囲気が特徴的です」とハウスの様子を語る。施設内には、南河内スポーツ少年団が寄贈した電化製品が数多くある。「長年支援をいただき、とても感謝しています。ハウスからも何かお返しができるよう、少年団の皆さんの活動に関わっていきたいと考えています」。

登場した店舗
とちぎハウス
活動内容
DMHC

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