大好きな雪の魅力を、子供たちに伝えたい
「北海道で生まれ、ずっと雪とスキーに慣れ親しんできました。競技者としてだけでなく、日本のスキー人口を増やしていくためにも、子供たちにもっと雪に触れる機会を届けたいのです」。今回のイベントを主催した株式会社Snow kitchenの代表であり、プロスキーヤーの百瀬純平さんは、開催の動機をそう語る。
百瀬さんはこれまでも、数々のスキー教室の企画運営を手掛けてきた。根底にあるのは「雪育」への想いだ。「この地域の子供たちは、みんな学校でスキー学習を受けています。それぐらい身近だからこそ、雪へのイメージが必ずしもポジティブじゃないんですよ。寒いし、移動は大変だし、雪かきもしなきゃならないですし……。でも、ゲレンデでのさまざまな活動や体験は、子供たちの心身の成長にもつながる“雪育”という考え方があります。私はこの考え方に強く共感しますし、何より自分が大好きな雪の魅力を伝えたいのです」。
そんな折、百瀬さんは社員から「道東の北見市でマクドナルドがスキーイベントを協賛していた」という情報を耳にする。主催していたのは、道東を中心に広く店舗を展開する日本マクドナルドのフランチャイジー株式会社フォーモーションの平澤秀樹オーナーだった。「雪育の活動は、地元企業の皆さんと一緒に、腰を据えてやっていきたいと考えていました。そこで共通の知人を介して平澤オーナーをご紹介いただき、今回のイベント実施に至ったのです」。