STORY#064

140店舗みんなで、子供たちに笑顔を

「マクドナルド兵庫県50周年記念試合」を通じて、地域の子供たちを応援

2023.9.19兵庫県

今から50年前のこと。1973年7月7日に、兵庫県に初めてマクドナルドが誕生しました。半世紀という節目を記念し、兵庫県内のマクドナルドはワンチームとなって地域に感謝を届けるアニバーサリーの活動をさまざま展開しています。ここでは2回にわたり、その活動とその背景にある物語をお届けしていきます。第一弾となる今回のテーマは「子供たちに笑顔を」です。兵庫県のマクドナルドは、「ドナルド・マクドナルド・ハウス 神戸」(以下、「神戸ハウス」)が2016年に設立されて以来、一致団結して、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」(以下、DMHC)への支援活動に注力してきました。7月8日、「マクドナルド兵庫県50周年記念試合」と称して展開された、DMHCへの支援活動の模様をお届けします。

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来場者に募金を呼びかける、有限会社ステイブルの田中 久則オーナー

マクドナルドの“意義”を見つめ直す機会に

「『ドナルド・マクドナルド・ハウス』への支援のご協力をお願いします!」来場者に笑顔で呼びかけていたのは、日本マクドナルドのフランチャイジー、有限会社ステイブルの田中オーナーだ。7月8日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズ戦は、日本マクドナルドがゲームスポンサーとなり、「マクドナルド兵庫県50周年記念試合」として開催された。

田中オーナーは、兵庫出店50周年記念イベントの推進役の一人で、この日を「マクドナルドという会社を見つめ直すいい機会にしたい」と意気込む。「今、世界規模で認知されているSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)ですが、もともと私たちはSDGsという言葉が認知される以前から、地域に根差してさまざまな活動に注力してきました。どこの店舗でもお客様にとってホッとできる。誰にとっても、笑顔になれる。そんなマクドナルドでありたいからです。今日のようなイベントを機会にあらためてSDGsと自分たちの活動を紐付けて学び、地域における自分たちの存在意義を見つめ直したいと考えています」。

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161名が参加した、50周年記念イベントのキックオフミーティング。SDGsセミナーもこの日行われた

支援活動が高めた兵庫の“団結力”

兵庫のマクドナルドで特に力を入れている支援活動の一つが、2016年に設立された「神戸ハウス」への支援活動だ。田中オーナーを筆頭に兵庫県のフランチャイズオーナーたちが連携し、県内全域にその支援の輪を広げていくための「神戸ハウス」推進支援チームを発足。2021年からはその支援活動に意欲的なスタッフを「DMHCコミュニティアンバサダー」に任命し、さらなる発信を行っていく取り組みをスタートさせた。「ハウスを支援させていただくことを通じて、兵庫県内のマクドナルドみんなの一体感も高まっていると感じます。ハウスを真ん中に、兵庫のマクドナルド140店舗が団結しているのです」。実際、50周年記念イベントのためにオンラインでのキックオフミーティングには、161名ものスタッフが集結。またメンバーはその場でSDGsセミナーを受講し、地域活動の意義の理解を深めた。

※「DMHCコミュニティアンバサダー」について詳しくは、Smile Story #037もぜひご覧ください!

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始球式に臨む櫂作 真くんを見守る、「神戸ハウス」の河津 貴寛ハウスマネージャー(左)とドナルド
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大観衆の前で、力いっぱい投球する真くん
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スタメンキッズを担った「北ナニワハヤテタイガース」の球児たち

子供たちに、夢と笑顔を

この試合を心待ちにしていたのはマクドナルドスタッフだけではない。始球式という大役を務めた櫂作 真くんは、2021年の秋に事故で兵庫県立こども病院に入院。そのご家族が病院に隣接する「神戸ハウス」に滞在された経験を持つ。幾度もの手術を克服し、この日の始球式で元気よく投球した真くんの姿は、球場の野球ファンに大きな感動を届けた。ずっと隣で付き添っていたお父さんの秀彦さんは、その様子を感慨深く見つめていた。「この日のために真は、友達家族からの応援もいただきながら練習してきました。全く緊張せずにしっかりやりきった姿を見て、我が息子ながら感動しました。貴重な体験の機会をいただいて、本当に感謝しています」。もちろん、神戸ハウスの河津ハウスマネージャーも、こみ上げるものがあるのは同じだ。「長期間ご家族と関わってきただけに、真くんの元気な姿に、胸打たれるものがありました。これからもハウスを通じて、子供たちに夢と笑顔を届け続けたいと思います」。

またこの日は、高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントで兵庫県優勝を飾った「北ナニワハヤテタイガース」がスタメンキッズを務めた。学童野球への支援も、兵庫県のマクドナルドが一体となって続けている活動の一つだ。体験した球児たちは、「緊張したけれど、プロ野球選手が使う立派なフィールドに入れて興奮しました。いつかこんな場所で戦えるよう、さらに練習に励みます!」と力強く話してくれた。

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“チーム兵庫”は、試合が終了してからも、来場者がいなくなるまで募金を募り続けた
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かつて笑顔を届けられる側だった藤井 優(右)もこの日、笑顔をつくるために全力投球した

マクドナルドとこの街と、
ともにこれからも

この日、来場者に向けて行われた募金活動には、総勢80名近くの“チーム兵庫”のメンバーが参加した。メンバーたちは、試合開始前だけでなく、試合終了後、帰路に就く来場者に向けてもDMHCへの募金を丁寧に呼びかけた。誰が言い出したわけでもなく、自然と一列になって各々が「ご協力をお願いします!」「ご協力、ありがとうございます!」などと笑顔で声を上げる。今年、日本マクドナルドに新卒で入社し、現在は2号線脇浜店で働く藤井 優も、募金活動に参加した一人だ。藤井は店舗外での活動に参加したのは初めてだったが、試合の開始から終了まで、笑顔を絶やすことなく楽しそうに募金を募り続けていた。「私、もともとはお客様としてマクドナルドが大好きで。当時から、地域に根差して人を幸せにしているイメージがありました。だから今度は自分が地域とのつながりをより深めることに貢献できたらと思って」。
幸いにもこの日、多くの来場者の方々の厚いご支援をいただくことができた。募金総額は150万9,204円と、イベント1日で集まったDMHCへの募金額としては兵庫県で過去最高額となった。病気と向き合う子供たち、スポーツに夢中になる子供たちに笑顔を届けるために、兵庫のマクドナルドは、自分たちにできる活動に精力的に取り組んでいく。

登場した店舗
兵庫県のマクドナルド全店
活動内容
DMHC
周年
活動時期
2023年7月8日「マクドナルド兵庫県50周年記念試合」
2023年7月兵庫県出店50周年記念イベント

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