多様な人々に焦点が当たる機会を
マクドナルドラジオ大学の「教授」を務めるのは、様々な理由で故国を離れた移民や難民です。それぞれの経験やアイデンティティに基づいた「講義」を発信する――高山氏はその教壇を、多様な人々が気軽に集まるマクドナルドの中につくりました。
この取り組みに賛同した日本マクドナルドのフランチャイジーである有限会社ウノ・コーポレーションの宇野次典オーナーは、当初「マクドナルド」と「アート」がつながるイメージが湧かなかったと言います。
「クルーやお客様にうまく発信できるだろうかと初めは戸惑いました。けれど、高山さんと対話を重ねる中で、企画に込められた強い想いが伝わってきたんです。多様な人々にスポットライトが当たる機会をつくることは、まさに私たちが地域との取り組みの中で大切にしている想いそのものだと感じました。店舗でも留学生のクルーが多く活躍していますし、養護学校の生徒さんを対象にした職場体験など広く活動を行ってきましたので」。