冬でも温暖で土壌はミネラル豊富
年間平均気温は約23℃。亜熱帯に属する沖縄ならではの気候で、最も寒い1月でも17℃前後で日中は温かく、朝晩は適度に冷え込みます。この環境はレタス作りに適しており、冬でも収穫ができる沖縄は春夏秋冬の全国レタスリレーをつなぐアンカーと言えます。沖縄ファームの大城 茂博専務も自信をのぞかせます。
「うちのレタスは、防寒用のシートでトンネルをかけなくても元気に育つんです。やっぱり、それぐらいあったかいんですよね。それに、ここ南城市は島尻層群の泥灰岩からなる『ジャーガル』という土壌が中心で、ミネラルが豊富。粘土質なので大雨が降ると足が取られて大変ですが、栄養たっぷりなので野菜にとっては恵まれた環境ですよ」と誇らしげ。おまけに、南城市大里は海に面していないため青い景色こそ見えないが、その分塩害とも無縁。レタスをはじめ、野菜作りの好条件がそろっているのです。