STORY#084

圧倒的な早さと綺麗さを両立した
グリルのチャンピオンの心構え

グリルストッカー 三浦 雅玄「札幌南二条店」

2024.07.05北海道

POINT
  • ・マクドナルドが開催する「AJCC(オール・ジャパン・クルー・コンテスト)」、その2023年大会のチャンピオンを取材。
  • ・今回はグリルストッカー部門のチャンピオン、三浦 雅玄にインタビュー。
  • ・オペレーション習得に向けた取り組みや、チャンピオンになるまでのエピソードなどを紹介。

1977年から開催されているAJCCは、マクドナルドを支える約20万人の店舗クルーの技術とサービス、モチベーション向上のために行われています。

その2023年大会、グリルストッカー部門のチャンピオンである三浦 雅玄(みうら まくろ)から、AJCCを通じて学んだことを聞きました。

※所属、学年等は取材時のものです

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ハンバーガーに使用するパティやたまごの調理が、グリルストッカーの主な業務

出場はお世話になった先輩への恩返し
「喜んでもらえるならと思いました!」

三浦がマクドナルドのクルーになったのは、高校2年生だった2019年。
「アルバイトを探していた際、バドミントン部の後輩に誘われたことがきっかけです」と当時を振り返ります。

「いつもお店が賑わっていたので、マクドナルドは忙しいイメージがありました。クルーになってからもやはり忙しさを感じましたが、上司や同僚の皆さんが優しかったので、自分にできるだろうかという不安はすぐに吹き飛びましたね」。

札幌南二条店の仲間のなかで、一緒に食事へ行くほど親しくなった一人が、札幌南二条店の現マネージャー。AJCCへの出場を決めたのも、この先輩の影響だと話します。

「マネージャーが私に、クルー時代AJCCにポテトパーソンとして出場したものの、途中までしか勝ち進めず、悔しい思いをしたという話をしてくれたんです。そして『AJCCに出てみない?』とも。自分がチャンピオンになればお世話になった先輩へ恩返ができると思い、出場を決意しました」。

親身に寄り添っていただいたおかげで、自分でも驚くくらい成長できたんです

札幌南二条店には既にポテトパーソン部門で出場したいクルーがいたため、三浦はポテトパーソンの次に経験のあるグリルストッカー部門での出場を決意しました。

「大切なのは、パティを準備するスピードと出来上がった際のクオリティ。その2つを両立し、素早く綺麗なパティをつくることが難しいポイントでした」と三浦。トレーニングでも、この両立を重点的に練習したと言います。

「パティを鉄板に並べ、焼き上げ、素早く重ねてストックのトレイに移し、鉄板を掃除する。これがグリルストッカーの一連の仕事です。スピードを計っていただいたり、オペレーションの様子を撮影し、動画を見返しつつアドバイスをいただいたり。親身に寄り添っていただいたおかげで、自分でも驚くほど上達しました」。

加えて大会では、1回1回焼き上げるごとにグリルを素早くきれいに磨き上げる点も高く評価されました。鉄板を清潔に保つことが、綺麗なパティの焼き面や、鉄板に焦げ付かずヘラでスムーズにリムーブ(取り上げる)することにつながるのです。

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こだわりは、パティの綺麗さと素早さの両立
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トレーニングを受け繰り返し改善に取り組んだ。この実直さが成長の原動力に

クルーは性別も年齢層も様々
「関係性の構築って本当に大事だと学びました」

所属していたバドミントン部では司令塔のような存在だったと話す三浦。マクドナルドでは、持ち前のコミュニケーション能力がより鍛えられたと言います。

「円滑な店舗運営のためには、注文が映るモニターで店舗状況を把握したり、周りのクルーの動きをよく見て行動するなど、仲間との連携が大切です。だからこそ、パティを焼いている時でも、もし仲間が助けを求めていたらサポートに入ります。バドミントン部で培った周りを見る力やチームワークが、グリルの管理やキッチン全体の流れの把握に生かされていると思います」。

また、マクドナルドの店舗には性別も年齢層も様々なクルーが働いています。だからこそ、相手に合わせた接し方や、自分と異なるバックグラウンドを持つ方とも信頼関係を築く能力が身に付きました。

「学生からシニアまで在籍しており、これまでの経験や現在置かれている状況はそれぞれ違います。みんなで協力しあい、楽しく仕事をするためには、思いやりのある声かけや普段の会話を通し関係性を構築することが本当に大事だと学びました」。

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他店舗に手伝いに行くと「見たことないほどグリルの仕事が早くて綺麗」と驚かれるという

店舗の枠を超えて結ばれた強い絆
マクドナルドは楽しい!

「実は、決勝戦より予選のほうが緊張したんです」と話す三浦。その理由は様々な店舗の上司から、アドバイスを受けたからです。

「皆さんすごく情熱的で、熱心に教えていただきました。だからこそ『負けられない!』というプレッシャーがあり、特に予選は緊張したんです。でも、勝ち進むにつれて自信が出てきて、自然と緊張しなくなっていきました」。

他店舗との交流も深まり、プライベートで会うようになった店長もいると言います。

「AJCCでチャンピオンになることはもちろん、当初は高校時代限定のアルバイトのつもりだったので、ここまで長くマクドナルドで働き続けるとは想像もしていませんでした。続いているのは、やっぱり楽しいし、たくさんの方に支えていただいたからです。今度は僕が支える立場として、後輩の育成を頑張っていきます!」。

登場した店舗
札幌南二条店
活動内容
ALL JAPAN CREW CONTEST(AJCC)

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