STORY#089

“好き”が高じてチャンピオンに
「マクドナルドはまるで部活のようです」

ドリンカー 石原 美海「舞浜イクスピアリ店」

2024.08.22千葉県

POINT
  • ・マクドナルドが開催する「AJCC(オール・ジャパン・クルー・コンテスト)」、その2023年大会のチャンピオンを取材。
  • ・今回は、ドリンカー部門のチャンピオン、石原 美海にインタビュー。
  • ・「ドリンカーが大好き」と話す石原の強さや想いの理由などを紹介。

1977年から開催されているAJCCは、マクドナルドを支える約20万人の店舗クルーの技術とサービス、モチベーション向上のために行われています。

その2023年大会、ドリンカー部門のチャンピオンである石原 美海(いしはら みう)から、AJCCを通じて学んだことを聞きました。

※所属等は取材当時のものです。

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ドリンクはもちろん、ソフトツイストやマックフルーリー®をはじめとしたスイーツづくりもドリンカーの仕事

ドリンカーが一番好き!

石原がクルーになることを決めたのは、副業先を探していた際、通勤途中に通る舞浜駅で「2021年12月 舞浜イクスピアリ店オープン」の張り紙を見たことがきっかけです。親から接客を学べると勧められたことや、勤務経験のあった親戚から「マクドナルドは働きやすい場所だよ」と聞いていたことも背中を押し、オープニングスタッフとして働き始めました。

そして、そこでは“天職”となるドリンカーとの運命の出会いがありました。

「以前他のアルバイトでドリンク担当をした経験があるのですが、ドリンクを作り提供するまでの一連の作業が楽しかったんです。その話を店長にすると想いを汲んでいただき、最初から積極的にドリンカーのポジションに就かせてもらいました。オープン後すぐにクリスマスと年末年始を迎えたため店内はいつも大忙しでしたが、むしろそれが良かったですね。最初からトップギアで鍛えられました」

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オープン直後から忙しかったため、実戦の中で仕事に慣れていったと当時を振り返る

「ピークは忙しいからこそ
パズル感覚で楽しいんです」

テーマパークが近い舞浜イクスピアリ店は、ホリデーシーズン以外も多くのお客様が来店されます。クルー一人ひとりのスキルやチームワークが問われるためプレッシャーも大きいですが、だからこそ楽しいと石原は話します。

「やっぱりピークの時間帯になるとオーダー数が増えることはもちろん、並行していくつもの作業をする必要があり複雑性も増していきます。丁寧さは大前提に置きつつも、1杯ずつではなく6杯分を一度に作る難しさが、パズルを解く感覚のようで楽しいんです」

また、その立地ゆえに店内の雰囲気はにぎやかで明るく、非日常感を満喫されているお客様も多くいらっしゃいます。だからこそ、働くクルーは誰もが「お客様が夢から覚めないように」と心がけていると言います。

「なるべくお客様をお待たせしないように。そして、マクドナルドでいっそう笑顔になっていただけるように。接客もですが、ドリンクのクオリティでも喜んでいただけるように、ドリンカーの仕事に熱が入ります」

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「舞浜イクスピアリ店で過ごす時間は、テーマパークでのひと時の延長。商品と一緒に写真を撮られる方もたくさんいらっしゃいます」

技術をより向上させるために
他店を巡って研究

そんな石原がAJCCに挑んだ理由は、大好きなドリンカー部門で自分を試してみたいと思ったから。一方、基本的なレクチャー以外のトレーニングはこれまで積んでこなかったと言います。

「AJCCに出場したいと手を挙げてみたものの、そこまでの自信もなく、さすがに日本一にはなれないと思っていました。ただ、日々のピークで鍛えられていたこと、意気込みすぎなかったおかげで緊張しなかったことが逆に良かったのかもしれません」

とはいえ、本番前は泣いてしまうほど緊張したと話します。

「どんどん勝ち進んではいたものの、『特別なトレーニングをしていない私が勝てるわけない。どうしよう……』と不安でしかたがなかったんです。でも泣いてすっきりしたのか、当日には開き直って元気になっていました」

「もっと上手にドリンクを作れるようになりたい」という気持ちを人一倍持っている石原。期間限定で提供しているコールドスイーツのメニューを研究するために他のマクドナルドの店舗を何軒もまわり、ドリンカーの動きや提供される商品を研究したこともあるといいます。そんなドリンクに対する探究心と熱心さも、彼女がチャンピオンになった理由の一つなのです。

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新作スイーツはいつも写真を撮って美しさを追求している

部活のようなチームワークで
フォローし合う関係が心地いい

クルー同士のチームワークを「部活みたい」と話す石原。マネージャーは先生で、クルーは部員だと例えます。

「一気にオーダーが入ると、『ドリンクは私に任せて! バーガーとポテトはよろしくね』とアイコンタクトをとります。そして最後にはランナー(商品を取り揃えて提供する担当)と連携して、ゴールを決める。この一体感が醍醐味です。

また、もし仲間がドリンクをこぼしてしまっても、すぐにカップやトレーを片付ける人やモップをかける人に分かれて対応し、本人にも『大丈夫だよ』と自然にフォローするんです。誰もミスを責めないですし、むしろ『おっちょこちょいだね』となごむくらい。優しさに満ちているすごくいい環境です」

石原は、自分がシフトに入っていないときでもクオリティの高いドリンクを提供できるように、店舗全体のレベルを上げたいと目を輝かせます。
次もまた舞浜イクスピアリ店からチャンピオンが誕生するかもしれません。彼女の挑戦は、これからも続きます。

登場した店舗
舞浜イクスピアリ店
活動内容
ALL JAPAN CREW CONTEST(AJCC)

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