STORY#092

同志や仲間と励まし合い
みんなで掴んだWチャンピオンの快挙

ポテトパーソン 佐々木 陽菜「茂原街道古市場店」

2024.09.04千葉県

POINT
  • ・マクドナルドが開催する「AJCC(オール・ジャパン・クルー・コンテスト)」、その2023年大会のチャンピオンを取材。
  • ・今回はポテトパーソン部門のチャンピオン、佐々木 陽菜にインタビュー。
  • ・2度目のAJCC挑戦に込めた想いや、アッセンブラー部門で出場した同店舗の花澤とともにWチャンピオンに至るまでの物語を紹介。

1977年から開催されているAJCCは、マクドナルドを支える約20万人の店舗クルーの技術とサービス、モチベーション向上のために行われています。

その2023年大会、ポテトパーソン部門のチャンピオンである佐々木 陽菜(ささき はな)から、AJCCを通じて学んだことを聞きました。

※所属等は取材時のものです。

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マックフライポテト®の調理やバギング(ポテトのパッケージ詰め)などを担当。帽子には栄光のバッジが輝いている

惜敗した前回大会
すぐに「来年もチャレンジします!」と宣言

「小学生の頃からの友人に誘われ、2021年の1月にマクドナルドで働き始めました」

当時高校2年生だった佐々木。マクドナルドでのアルバイトを通じ、友人との親交がより深まるとともに、茂原街道古市場店ではたくさんの新しい出会いがあったと、これまでを振り返ります。

「マクドナルドでの毎日は想像以上に忙しいです。けれど、だからこそ仲間との絆が深まりますし、やりがいも感じます。お客様や目上の方に対する礼儀やビジネスマナーなどについても店舗の仲間がたくさん教えてくれ、この先社会に出た際にも、マクドナルドでの経験は役立つと思います」

佐々木がAJCCに挑戦したのは、上司の推薦がきっかけです。しかし、初挑戦となった2022年大会では途中で惜敗。悔しさから、その日のうちに「来年もチャレンジします!」と宣言し、2023年大会でのリベンジを心に決めたのでした。

「前回大会では、私も、同じ店舗からアッセンブラー(バーガー作り)部門で出場していた花澤 美羽さんも予選で負けてしまったんです。チャンピオンになれなかったことは残念でしたが、彼女がいたからこそ『また一緒に出よう!』と互いに励まし合い、2度目の挑戦に向けて前向きに頑張ることができました」

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常に支え合ってきた佐々木(左)と花澤(右)がつかんだチャンピオンの座

努力で習得した正確なバギング
「コツを掴んで自己流を編み出しました」

前回の雪辱を果たすため、佐々木が注目したのはポテトをパッケージに入れる「バギング」と呼ばれる工程です。ポテトが溢れたり折れたりしないよう、改善に取り組みました。

「ポテトをすくってパッケージに入れる際、ポテト1本1本の向きをまっすぐ揃えるなど細かい点を見直し、やさしいバギングを心がけました。クルーの間ではよく『流し入れる』と表現しますが、パッケージにポテトをストンと落すように入れるのがコツです。ただ、これがなかなか難しく、最初はまったく入りませんでした。でも、本当に多くの方に教えていただきながらコツを掴み、自分なりにやりやすい方法に落とし込んで……。工夫を積み重ねて、今の自分のスタイルを編み出しました」

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繰り返しトレーニングして、自分なりのバギングをついに習得。自信にもつながった
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今では各サイズの適正量が手の感覚だけでわかる

「チャンピオンになれたのは
みんなのおかげです」

バギングが強みとなった佐々木は、その技術をより発揮するために、一人でポテトの調理からバギングまですべての工程を行うのではなく、「ポテサブ」と呼ばれるサブ担当のクルーと分担してポテトを提供する方法に作戦を変更。ポテトを揚げるところまでを「ポテサブ」が担い、自身は塩での味つけとバギングに集中できるようにしました。

「審査はちょうどお昼のピークの時間帯。ポテサブと役割分担をしたことで、たくさんのオーダーが入ってもお客様をお待たせしない体制づくりができたと思います。ポテサブを担当してくれたクルーの方には予選間近で急に頼んでしまったんですが、私がどうすれば動きやすいかをたくさん質問してくれましたし、『もっと練習しましょう』と何時間も付き合ってくれて、すごく心強かったです」

大会では周囲とのコミュニケーションも、いっそう意識したと言います。

「ポテトパーソンは、商品を取りそろえるランナーに背を向けて作業をするため、そのままだと声が聞き取りづらいんです。話す相手の方を向いて声をかけたり、アイコンタクトをしたり。店舗の仲間もそれに笑顔で応えてくれました。こうした連携をはじめ数多くの場面で、仲間に助けてもらいました」

ほかにも、ポテトを作り提供する様子の動画を撮ってもらったり、近しい上司に何度もレクチャーを受けたり、クルーの仲間にもアドバイスをもらったり。

「私がチャンピオンになれたのは、みんなのおかげです。感謝しかありません!」と想いを語ります。

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マネージャーからのエールも強みに
「たくさん褒めていただき、もっと頑張ろうと思えました!」

今度は自分が
仲間を支えて輝かせたい

日々のトレーニングでも常に励まし合ってきた佐々木と花澤。出身校は違えど、年齢も学年も一緒の2人はまさに同志です。1年越しに見事揃ってチャンピオンに輝き、喜びは何倍にも感じたと言います。

「これからも一緒に店舗を盛り上げていきたいです。また、お客様からも『優勝バッジすごいですね』『いつもおいしいです』と声をかけていただく機会が増えてうれしいですし、働きがいにつながっています」

自分を支えてくれた仲間たちに恩返しをしたいと話す佐々木。その一つとして現在では、後進のクルーのトレーニングに力を注いでいます。

「ポテトパーソンを目指す方にはぜひ、基礎を大切にしつつも自分なりのバギングを見つけてほしいです。茂原街道古市場店にはAJCC2024年大会に出たいと言っているクルーがたくさんいるので、今度はその方々を優勝に導けるよう頑張ります」

登場した店舗
茂原街道古市場店
活動内容
ALL JAPAN CREW CONTEST(AJCC)

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