STORY#095

ハウスを思う小さな一歩は、国立で大きな輪になった。

2024.11.27東京都

POINT
  • ・日本マクドナルド(株)フランチャイジー 株式会社豊昇は、病気と向き合う子供とそのご家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス(以下、ハウス)」への支援活動を継続的に行っている。
  • ・10月20日の「青いマックの日」には、(株)豊昇を挙げてキャンペーンを実施。特に国立店では2023年に続き、今年も国立駅前に立ち、地域の方々への募金を呼びかけた。
  • ・今年の募金活動には、社員やクルー、特別ゲストの方々に加え、地域の少年野球チームも参加。クルーたちが主体的に参加することで、「支援の輪」は店舗の枠を越えて広がり続けている。

「自分にできることは何だろう」。そんな自分への問いかけが、小さな一歩につながることがあります。
国立店で行われた「青いマックの日」の活動と、その取り組みをリードしたオーナーやクルー、そして地域の方々の、「小さな一歩」から始まった物語をお届けします。

どんなことでもいいから、力になりたかったんです

数年前、(株)豊昇の研修の一環としてボランティアのため訪問した「ドナルド・マクドナルド・ハウス ふちゅう(以下、ふちゅうハウス)」。ご利用されている方の話を聞いて、田中 彩乃マネージャーはこう思ったそうです。

#

「自分にも、できることがあるんじゃないか」

田中自身、3人の子供を育てる母親です。過去には長男が入院し、何日もベッド脇に寄り添った経験もありました。

「他人事には思えませんでした。どんなに小さなことでも、力になりたかったんです」

もともと(株)豊昇では、ハウスへの支援活動に力を入れています。しかし田中は「会社がやるからではなく、自分の意志でやってみたい」——そんな思いを胸に募らせていたと言います。

そして今年。田中は国立店での「青いマックの日」の活動のリーダー役を買って出たのです。

「力になりたい」の輪がどんどん広がっていく

「青いマックの日」に向けて、田中には一つのアイデアがありました。それは、息子が所属する地元小学校のソフトボールチーム「国立五小育成会」の子供たちにも、当日、駅前での募金の呼びかけに協力していただくこと。

店舗の外での活動なら、地域ぐるみで活動したいと考えてのことでした。

この申し出に、下村 凪監督は二つ返事で了承くださったそうです。

#
田中の呼びかけに快諾くださった国立五小育成会の下村 凪監督とチームの子供たち

「お声掛けいただいて嬉しかったです。子供たちにとっても良い経験になると思いました。“ぜひ一緒に!”とお伝えしたのです」(下村監督)

田中だけではありません。国立店のクルーたちも協力を名乗り出ます。広松 由奈マネージャーは店内の装飾を担当。4階建ての店舗の至るところをブルーに飾り付け、「青いマックの日」に向けたムードを盛り上げます。

# #

おもてなしリーダーの横田 紗彩香は昨年、シフトの関係で希望が叶わなかったものの、今年、自ら手を挙げて念願の募金活動に参加しました。

#
当日、田中を支えたメンバー。左から、国立店店長 小野 和晃、おもてなしリーダー 横田 紗彩香、田中、マネージャー 広松 由奈、株式会社豊昇OC 中林 昭

さらに当日は、野球選手兼監督でタレントの片岡 安祐美さん、タレントの横山 ルリカさん、市川 美織さん、ダンスグループのパワーパフボーイズの皆さんも特別ゲストとして国立駅前に登場。クルーたちと一緒になって地域の方々に向けてハウスへの募金を呼びかけました。

# # #

※OC(オペレーション・コンサルタント)担当するエリアの店舗において、ビジネス成長に責任を持ち、店舗運営のための様々なコンサルティングを行う。

一人ひとりの主体性あっての「青いマックの日」なんです

多くの方々の協力によって、鮮やかなブルーと笑顔に彩られた国立駅前。

#

(株)豊昇の田中 智行オーナーはハウスへの支援活動に力を入れる理由についてこう話します。

#
(株)豊昇の田中 智行オーナー。自らも街頭で募金を呼びかけながら、地域の方々と積極的に交流した

「まだマクドナルドに出会う前の話なのですが……。

高校を卒業した後、私はトラックドライバーの仕事で全国を巡りながら、“自分が本当にやりたいこと”を探し続けていました。
週末は学生時代から続けていた児童養護施設にボランティアへ。
子供たちが喜んでくれることが嬉しくてね。それが心の支えだったのです。

その気持ちは、今もずっと持ち続けています。みんなもきっと同じ気持ちです。
ボランティアは、やれと言われてやるものではありません。
誰かの力になりたいから、なれることがうれしいから、やるのだと思います。
一人ひとりの主体性あっての『青いマックの日』なんです」

いま、(株)豊昇は、“すべての人へ誠実に ピープルにも地域にも誠実で親切な行動をします”を行動理念に、ハウスには毎年300万円以上の寄付を行うゴールドスポンサーにも認定されているほか、ふちゅうハウスへの清掃ボランティアなど、さまざまな活動を通じて病気と向き合う子供とそのご家族の支援を続けています。
でもそれは義務感でやっているのではなく、「力になりたい」という一人ひとりの思いとやりがいに突き動かされて、積み重ねてきたもの。

実際、この日、募金を呼びかける側も、募金してくださる側も、共通していたことがありました。
それは、笑顔です。

# # # # # # # # #

国立店の小野 和晃店長は言います。
「当店はこの国立で50年、地域のお客様に支えられながら歩みを続けてきました。
でも、ハウスの認知はまだ十分ではありません。
“いつもの食事場所”の延長線で、一緒に地域をより良くしていける存在なんだと思っていただけたら嬉しいです」。

#
国立店の店内では、病気と向き合う子供たちとそのご家族へのメッセージを書くコーナーも用意した
# #
登場した店舗
国立店
登場した人/会社
日本マクドナルド(株)フランチャイジー 株式会社豊昇
国立五小育成会
活動内容
DMHC
活動時期
2024年10月20日「青いマックの日」マックハッピーデー

この記事のタグ

関連するストーリー

TOPに戻る