STORY#103

「安全」「笑顔」「スピード」をモットーに
安心でおいしいビーフ100%パティを作る

2025.03.27愛媛県

POINT
  • ・ビーフパティのサプライヤー、オレンジベイフーズ株式会社のプロフェッショナリズムに迫る。
  • ・安全、笑顔、スピードが企業理念。食品安全を会社の文化にし、毎日来るのが楽しい会社を目指す。
  • ・骨などの異物混入を徹底して防ぐため、X線の機械を導入。

全国約3,000店舗のマクドナルドを陰で支えているのが、様々な食品を届けるサプライヤー企業です。マクドナルドでは商品の安全性に加え、品質やサステナビリティを高めるために数々の基準を設定。その厳しい基準をクリアした各社の努力の結晶が各店舗へ届けられています。

そんなサプライヤ―の皆さんはどんなプロフェッショナリズムをもち、どんな想いで生産や加工に取り組んでいるのでしょうか。今回はビーフパティをマクドナルドに供給する、オレンジベイフーズ株式会社の柁谷さんにインタビューを行いました。

高い食品安全基準を掲げ
マクドナルドとともに成長

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柁谷さん。オレンジベイフーズは愛媛県八幡浜市で2009年に創業

「Safety(安全)」「Smile(笑顔)」「Speed(スピード)」の3つの「S」を企業理念に掲げるオレンジベイフーズ株式会社。なかでも「Safety」は最も大切であり、「食品安全を会社の文化にしていくことを追求しています」と柁谷さんは話します。

「マクドナルドさんとのお仕事で日々感じるのは、召し上がっていただくお客様を第一に考えているということです。安全・品質に対する非常に高い基準に合うようなビーフパティを作る中で、当社も企業として成長してきました。業界としては、マクドナルドさんのサプライヤーであること自体、ある種“食品安全のブランド企業としての証”といえます。他にも、より広いステークホルダーからの信頼を得るために、第三者認証として食品安全に関する国際規格『SQF』を取得しました」

マクドナルドの求める基準を満たすための取り組み自体が、同社の安全基準とモチベーションを高めているのです。

フードセーフティーウィーク
(食品安全週間)により
学びながら絆を深める

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「フードセーフティーウィーク」にて。異物探しトライアルなどのアクティビティを通じて、楽しく食品安全を学ぶ

オレンジベイフーズ株式会社は企業理念実現の第一歩として「毎日来るのが楽しい会社」を目指そうと考えています。そこには、冒頭の「Smile」はもちろん、「自分の意見を伝える」という意味も含まれており、誰もが自分の想いを伝え合える職場づくりを大切にしているのだそうです。

「福利厚生の充実はもちろん、働きやすい環境を意識したり、現場で体に負担がかからない仕組みを積極的に取り入れたりもしています。例えば、電子化や自動化を導入することで、従業員の皆さんにはよりクリエイティブな仕事を担当いただけるようになりました。こういった積み重ねで、さらにワクワクできる職場環境をつくっていきます」

食品安全に関しては、年に1回以上「フードセーフティーウィーク(食品安全週間)」を実施。部署ごとにそれぞれ取り組む食品安全を共有し学び合うことで、さらなる安全性向上につなげているといいます。

「フードセーフティーウィークは従業員同士がコミュニケーションを通じて親睦を深めるきっかけにもなっています。仕事を好きになり、仲間を好きになり、ひいては会社を好きになる。そんなサイクルが生まれたらうれしいです」

異物混入をより厳格に防ぐ
X線の機械を導入

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異物混入防止に活躍するX線機器
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マクドナルドの品質の基準になっているパティを豪州から空輸。同社のビーフパティと比較し、品質向上に努める

牛肉本来の自然なおいしさを楽しめる、マクドナルドのビーフ100%パティ。より安全で高品質なおいしさを目指すため、同社では日々細かな検査を徹底して行っています。

「大前提として、製造設備に関しては毎日すべての機械を清掃し、衛生検査と微生物検査を欠かさず実施。お肉に関しては微生物検査に加え、適切な温度で管理されているかの確認を1時間単位で行っています」

ミンチに混ざりかねない小骨を徹底的に除去するために、オレンジベイフーズ株式会社ではX線の機械も導入しています。

「食味の評価も毎日行います。店舗で焼き上がったパティは調理後すぐに提供されていますから、当社でも同様の状態で確認し、お客様が実際に召し上がる味の評価を実施しているのです。また、丸いバンズぴったりにパティが収まり、どこから食べても美味しいハンバーガーを楽しめるように、パティの形もしっかりとチェックします」

ビーフの小骨はもちろん
プラスチック片も見逃さない

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異物を発見しやすくするためにライトの明度を上げ、くまなく確認

小骨の他に、プラスチックの混入防止も同社が強化している事項の一つです。原料、成型、箱詰めの工程での検品に力を入れることで、直径1~2mmの小さなプラスチック片も見逃しません。

「X線などの機器も用いますが、やはり頼りになるのは人の目です。原料は約27kgにもなりますが、裏表をひっくり返して表面を細かく確認し、成型ではヘッドライトも使います。検品方法の標準化や、毎日のミーティングで異物の写真を確認し目に焼き付けるリフレッシュトレーニングも行っています」

オレンジベイフーズ株式会社が掲げる合言葉は「Food Safety Always(フードセーフティーオールウェイズ)」。食品安全をより自然な習慣へ、会社の文化にしていくために、これからも工夫していきたいと柁谷さんは話します。

「食品安全の実現には、たくさんのルールを定めるだけではなく、実践する従業員のマインドを醸成することが何よりも大切です。会社の取り組みや方向性に納得し、共感してもらえるように。そして、知ることが喜びやモチベーションに変わると信じて。より楽しく仲の良い会社を目指していきます」

登場した人/会社
オレンジベイフーズ株式会社
活動内容
ビーフパティの製造

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