大きな敷地だからこそ叶う、製造設備と熟練従業員のコラボレーションで実現する高い品質

農家さんが収穫したレタスを工場で決められたサイズにカットし、洗浄・殺菌され、マクドナルドに納品。
レタスの生産量日本一※1を誇る長野県で、本格的に業務用需要向けカット野菜を売り出していったのが、サングローブフードと、JA佐久浅間(当時の名称は小沼農協)です。2社が密に連携することで、レタスの畑から工場まで一貫して国際基準に則って安全性を担保しています。
※1 作物統計調査(令和5年産野菜生産出荷統計)
出典:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」
「安全でおいしい野菜は、人間だけではなく虫たちにも魅力的です。だから、虫を取り除くことが最大といえるミッションなのです。より高品質なカット野菜をお届けするために、2022年には大型の異物除去機を導入しました」
この異物除去機器の導入によって、異物除去率は向上。ただしJA佐久浅間の重田さんは、設備だけでなく現場で働いている方々の活躍が成果につながっていると話します。
「食材の安全安心を担保することは食を提供する企業として当然のことですが、この当たり前を実現するには何重もの確認が不可欠であり、決して簡単なことではありません。レタス一つひとつに対し丁寧に作業してくださっている現場の皆さんには感謝しています。やはり、いかに機械が優れていても、最後の頼りは人の手なんです」
特にベテランスタッフの方々はたくさんの知見や技術をもっており、仕事を行う姿はある種“神業”なんだとか。農家出身者も多く、経験を通じてレタスを熟知しているからこそなせる業といえます。
加えて教育やコミュニケーションの面でも、経験豊富なスタッフの皆さんは非常に頼りになると重田さんは言います。