みんな と
マクドナルド の
「ありがとう」の
ストーリー
最高のQSC&V※を創り出す
“ファミリー”でありたい
マクドナルド
サプライヤー歴
50年
みんな
と
マクドナルド
の
「ありがとう」のストーリー
最高のQSC&V※を創り出す
“ファミリー”でありたい
スターゼン株式会社
マクドナルド事業本部
本部長付部長 兼千葉工場 総務人事室長
松本 理さん
スターゼン株式会社
マクドナルド事業本部
本部長付部長 兼千葉工場 総務人事室長
松本 理さん
月並みな例えかもしれませんが、私にとってマクドナルドは、ほとんど「家族」のような存在です。
マクドナルドのビーフパティを製造する千葉工場に新卒で配属され、以来、約40年。変わらず大切にしてきたことがあります。それは「安定供給」です。
私が入社した当時、ビーフパティの生産量は1日約20トンでした。それが今では1日約95トン、4倍以上です。それでも店舗で働くクルーの方々に、「ハンバーガーは売り切れです」なんてことは、万が一にも言わせることはできませんし、お客様を残念な気持ちにさせてしまいます。ですからどのような変化にあってもこの「当たり前」を継続すべく、私たちは努力を続けてきました。
「安定供給」の大切さを初めて実感したのは、入社して数年が経った1987年のことでした。その年、マクドナルドは「サンキューセット」を発売したのです。
手軽な価格、選べるメニューがお客様から好評で、ビーフパティも想定よりもかなり多くご注文いただきました。ただ、当時の私は一介の製造スタッフで、正直に言えば、「忙しくなるなぁ」程度にしか受け止めていなかった。ところが増産を迎えたその日。当時の当社のマクドナルド事業部長が千葉工場に来て、わざわざこう言って頭を下げたのです。
「お客様が待っています。私たちには、お客様のためにパティをお届けする責任があります。どうか皆さん、協力してください! お願いします!」と。
その真剣な姿を見て、私は初めて、サプライヤーの責任の重さをリアルに実感しました。その後、「サンキューセット」は多くの方にご愛顧いただき、その年の新語・流行語大賞大衆賞を受賞。うれしかったですね。
新しいビーフパティの共同開発に取り組んだことも、強く記憶に残っています。
マクドナルドとのパティ開発では、おいしさはもちろんのこと、安全性、調達量、赤身と脂身のバランス、サイズ、さらには店舗での調理のしやすさなど、検討すべき事項が多岐にわたります。それらのすべてを最高のバランスで実現する、いわば「最適解」が求められるのです。
中でも印象深かったのは、2017年に「クォーターパウンダー」に代わって誕生した「グラン」用ビーフパティの開発です。求められたのは、お客様にとっての「おいしさ」と、店舗の皆さんにとっての「つくりやすさ」の両立です。そこで共同開発したのが、「6:1(シックスワン)パティ」※でした。
これは、クォーターパウンダーで使われた「4:1(フォーワン)パティ」と同じ厚みで、かつハンバーガーなどに使われる「10:1(テンワン)パティ」と同じ直径のパティです。肉厚でジューシーなのに重くない。日本人のお客様にちょうどいいボリュームを実現できました。
新しい規格にしなかったのにも理由があります。「4:1パティ」と同じ厚みにすることで、店舗の皆さんが従来の機器のまま調理できるのです。また直径を「10:1パティ」と揃えたため、「4:1パティ」よりも多くの枚数を一度に焼成できるというスピード提供の観点からの利点もありました。
当時、スターゼンにおけるマクドナルドビジネス全体を管掌する立場にあった私は、あらゆる観点からの「最適解」を求め、マクドナルドさんと一緒に研究しました。テストのために店舗にも何度もお邪魔させていただいて……。「6:1パティ」は、数えきれない努力の末に辿り着いた結晶です。そしてこのパティはいま、「サムライマック」に引き継がれています。
※パティの名称は、重さを表しています。「6:1(シックスワン)パティ」は6分の1ポンド(約75グラム)、「4:1(フォーワン)パティ」は4分の1ポンド(約113グラム)、「10:1(テンワン)パティ」は10分の1ポンド(約45グラム)です。
マクドナルドの成長の歴史は、そのまま千葉工場の、そしてスターゼンの成長の歴史、そして私自身の成長の歴史でもあります。マクドナルドが掲げる「三本脚の椅子※」という考え方のとおり、私たちは支え合い、パートナーとして歩んで来ました。これまでのお付き合いにあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし、現状に安住するわけにはいきません。お客様にとって、この三本脚の椅子がこれからも座り心地のよい椅子であり続けるために、私たちサプライヤーはマクドナルド、フランチャイジーと共に時代にあわせて常に進化していきたい。そう思っています。
特にこれからは、地域のお客様のニーズに応えようと奮闘するフランチャイズオーナーの方々との距離も、より近づけていければと考えています。私たちがワンチームとなって創意工夫を積み重ねることで、今以上のQSC&Vのご提供につなげたい――それが私の願いなのです。
これまでもこれからも、マクドナルドは私にとって家族のような存在です。最高のパートナーとして、ともに進化していきましょう。
※マクドナルドは「3 Legged Stool(三本脚の椅子)」という考え方に基づき、ビジネスを展開しています。三本脚とは、フランチャイジー、サプライヤー、そして日本マクドナルド。この三本脚それぞれが強固になることでこそ、力強いビジネスを展開できるという考え方です。
松本 理 様
1983年、株式会社ゼンチク(現スターゼン)に入社。マクドナルドのビーフパティを製造する千葉工場に配属。10年ほど製造部門に勤めた後、品質管理部門でリーダーに。2004年7月に同工場の工場長に就任。さらに2014年からはマクドナルド事業部のリーダーとなり、以来、一貫してマクドナルドビジネス全体の責任者を務めた。2019年に定年退職した今も、後進の育成のため、マクドナルド事業本部でその知見の伝承に力を注ぐ。一番好きなメニューは「ダブルチーズバーガー」。ビーフパティとチーズのバランスが絶妙とのこと。
Story 07
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