プレミアムローストコーヒーは、世界有数のコーヒー産地であるグァテマラ、コロンビア、ブラジル、エチオピア産モカの4つの異なる原産地の豆をブレンドし、日本のお客様の嗜好に合わせて華やかな香りと奥行きのある味わいを実現しました。

　マクドナルドでは、個性の違う豆をバランスよく組み合わせる高いブレンド技術により、1種類の豆では出せない新しい香りやコク、苦味などの「味の調和」を引き出しております。それぞれの豆が持つ特性やロットごとの豆の状態をチェックし、常に同じおいしさのプレミアムローストコーヒーをご提供できるように努めております。

　プレミアムローストコーヒーは、アラビカ豆100%です。

　コーヒーの商業的な栽培種としては、全生産量の約6割がアラビカ種、約4割がロブスタ種と、実質上「2大品種」となっています、ロブスタ種が高温多湿の低地で栽培されるのに対し、アラビカ種は高原気候の高地に適しており、実は、栽培がとても難しい品種としても知られています。そのため、現在、産地の名前で流通しているハイグレードな豆は、ほとんどがアラビカ豆です。

　マクドナルドでは、この大変な手間ひまをかけて収穫された豆を、熟練のコーヒー鑑定士が丁寧に厳選しています。プレミアムローストコーヒーの豊かな風味と深い味わいは、これらの良質な原料豆に由来します。

　プレミアムローストコーヒーはアラビカ豆のそれぞれの特長を最大限に引き出すために、特別な焙煎方法を採用しております。コーヒー豆は焙煎することによってアロマが香り立ち、コーヒー本来の風味が引き出されます。マクドナルドでは、焙煎は2種類の焙煎度合いを基本として、産地ごとに焙煎度合いを変えるだけではなく、1つの産地の豆を2種類の焙煎度合いで仕上げるなど、手間をかけて焼き上げております。

　プレミアムローストコーヒーに使用している4つの産地の豆（4オリジン）に対して、5種類の焙煎方法（5スペック）を採用。きめ細かな焙煎を、絶妙なバランスで組み合わせております。この特別な焙煎方法により、それぞれの豆本来の風味を引き出し、コクのある豊かな味わいを生み出しております。

　マクドナルドでは、全国約2,900店で安定して同じおいしさを提供するために、高精度のコーヒーマシンを装備し、ハンドドリップのように丁寧な工程で抽出することで、豆本来のおいしさを引き出すことにこだわっております。

　一方、最近、カフェやレストランなどでは、数十秒という短時間でコーヒーを抽出する加圧製法が多く見受けられますが、早く抽出できる反面、豆に過度な圧力をかけることで、エグ味成分や苦味成分まで抽出されてしまいます。また、抽出ごとに味わいのばらつきが出てしまうことがあります。

　ハンドドリップでは、最初にお湯を注いで豆全体に行きわたらせてから、そのまま時間を置く“蒸らし”の工程があります。マクドナルドはこの蒸らす工程を入れることにこだわりました。蒸らしの工程により、豆のおいしさがしっかりと湯の中に抽出されるようになります。その後、約4分という長い時間をかけて、圧力をかけずに自然にゆっくりと落としていきます。これにより、雑味がなく、豆本来のおいしさだけを引き出したコーヒーとなるのです。